米国では新型コロナウイルスワクチンの接種が始まってから3ヶ月が経過し、成人の過半数が接種を受けた。
こうした取り組みにより国民の40%以上が接種し、今後、更なる接種により感染者数や死亡者数が劇的に減少していくことになる。
すでに感染者数も死亡者数も減少過程にある。
バイデン米大統領も7月までには集団免疫を構成させ、収束させると断言している。
ただ足元では、ミシガン、ミネソタ、ペンシルバニア州などが変異株の猛攻にさらされ、3月下旬から4月17日までの週は全体でも少し増加している。その一部の州の増加とワクチン効果のせめぎ合いが続き、ワクチン接種者がその間も増加し続けたことにより、やっとワクチンが勝利した数値の流れになってきている。そうした州を除けばすでに減少し続け、多くの州で大幅規制緩和に入っている。
また、感染死亡者数は1回目ワクチンでも重症化率が下がることから、そうした感染大の州を含めても減り続けている。
ただ、1日の接種者数がピークには300万人を超えていたが、直近では大幅に減り、150万人前後まで減っており、さらに減少するならば大きな課題となっている。
米ファイザー製ワクチンは1回目でも80%の有効率とされるが、免疫逃避のE484K(ブラジルや南ア型)変異株の場合、ファイザー製でも有効率が落ちるとされ、2回接種が必要なようだ。
ワクチン効果は、米国でもすでに英国やイスラエルに見られるように集団免疫が徐々に形成され感染者数がはっきり減少することになる。
(但し、今後、mRNA型のファイザー製やモデルナ製ワクチンでも効果がないE484K型変異株が出現し、猛威を振るえば其の限りではない)
以上、資料は米CDC、ワールドメーター、アワーワールドインメーターなどの公表数値による。
スクロール→
USA
|
集団免疫構成
|
|
|
要人口
|
人口
|
327,000,000
|
228,900,000
|
累計感染数
|
32,824,389
|
|
累計死亡数
|
586,152
|
|
致死率
|
1.79%
|
|
ワクチン OWM版
|
4月25日現在
|
要人口比
|
接種回数
|
225,640,000
|
|
人口比接種回数率
|
67.47%
|
98.5%
|
人口比接種率
|
41.46%
|
59.2%
|
2回以上接種者数
|
93,080,000
|
|
人口比2回以上接種率
|
27.8%
|
40.7%
|
↓米国の感染者数と死亡者数推移、週の日の平均数推移
4月25日の分は単独日の数値を掲載。
スクロール→
米国
|
|
感染
|
感染死
|
|
日平均
|
12/27~1/2
|
211,735
|
2,797
|
1/3~9
|
250,621
|
3,288
|
1/10~16
|
229,077
|
3,468
|
1/17~23
|
180,582
|
3,253
|
1/24~30
|
156,313
|
3,264
|
1/31~2/6
|
120,564
|
3,052
|
2/7~13
|
98,356
|
2,598
|
2/14~20
|
70,651
|
1,978
|
2/21~27
|
70,462
|
1,984
|
2/28~3/6
|
61,706
|
1,837
|
3/7~13
|
55,999
|
1,319
|
3/~20
|
56,498
|
1,082
|
3/21~27
|
61,845
|
1,001
|
3/28~4/3
|
66,779
|
873
|
4/4~10
|
68,698
|
760
|
4/11~4/17
|
71,300
|
744
|
4/18~24
|
59,647
|
729
|
4/25日
|
34,736
|
273
|
↓米国の感染者数と死亡者数推移、週の日の平均数推移
4月25日の分は単独日の数値を掲載。