岸博幸氏、コロナ禍での倒産は「人災」 給付金支給遅れれば「死にます」
元経産官僚の岸博幸氏が30日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、コロナ禍での倒産の一部を「人災」と表現した。
テレビプロデューサーでタレントのデーブ・スペクターが「倒産件数が少ないのでは」と尋ねると、岸氏は「東京商工リサーチが発表する倒産件数は自主的に廃業したところは入っていない。間違いなく数はもっと多い」と説明。続けて「これは人災だと思ってます」と明言した。
都の協力金支給遅れ、飲食店悲鳴…「倒産してから振り込まれても仕方ない」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京都の営業時間短縮や休業の要請に応じた事業者に対する協力金の支払いが遅れている。書類不備などで時間を要するケースが相次いでおり、3月分の支払いは、5割程度にとどまっている。
都によると、1月上旬から3月上旬に時短営業を行った分については、今月24日時点で支給率が9割前後に達している。しかし、3月8~31日分は、申請5万8629件に対し、支給は3万1774件で、支給率は54%にとどまっている。