韓国の7月2日の感染者数は、1月6日以来となる826人となった。ここ半月で大幅に上昇しており、デルタ株の拡散時期から大きなうねりになってきているようだ。特に首都圏での感染が集中しており、感染者が増加の一歩をたどっている。
K防疫を唱える文大統領は7月1日から規制緩和に入る予定であったが、直前になり、1週間延期を発表している。
今や韓国では大統領選に向けた出馬表明や票稼ぎのための強硬な反日発言および反日報道記事が異常に多くなってきている。
出馬表明者は足元の新型コロナ対策に言及する者は誰もいないが、反日パフォーマンスを繰り広げるより、国民に訴えるには足元の政治政策も大事とみられるが・・・。大統領の任期は5年、向こう5年、新コロナは大方ワクチンで収束しても凶暴に変異しながら終息しないことだろう。
そうした官製民族主義を煽る政治家たちに、国民、特に若い世代は総スカン・ウンザリ、生活もほぼ日常に戻りつつあり、感染拡大の要素を膨らませている。
新コロナに関する情報も、今やワクチンに関する記事ばかり、新コロナの感染報道の商品価値は限りなくなくなってきているようだ。
感染が広がる中では、ワクチンは万能ではなく、規制や日々の個々人の防疫対策あってその効果が発揮されるもの。
↓下記に昨年11月29日からの14日間(2週間)移動平均数のグラフ、5月末からの7日間移動平均でのグラフ、最近の感染実数グラフを作成してみた。
何れも感染爆発の兆候が著しく上昇しており、ここでいつものK防疫で押さえ込むことができるか瀬戸際となっている。
なお、ワクチンについては、まだ感染拡大を防止するための集団免疫には程遠い。
また、これまで韓国の接種ワクチンは約70%がAZ製ワクチン、もしもデルタ株を爆発させた場合、英国株(アルファ株)までの有効性は78%であったものが、デルタ株では61%まで落ちるという英保健省の発表もあり、これまで高齢者たちを先に接種、そうした重症化しやすい高齢者でもブレークスルーする人たちが多く発生する可能性がある。
結果的に感染を拡大させている若者層に至っては接種率もまだ低く、規制強化や感染検査で拡大を押さえ込むしかない。
まだ、接種率も低く、1回目接種だけではAZ製もファイザー製も33%の有効性しかないと英保健省は発表している。2回目接種完了後でも2週間の抗体育成期間も必要。
スクロール→
韓国のワクチン接種状況
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アワーワールドインデータ版
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7月1日更新分
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減少過程へ
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集団免疫構成
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ワクチン種
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AZ+Pf+
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40%
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70%
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人口(人)
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51,700,000
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20,680,000
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36,190,000
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接種件数
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19,100,000
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百人当り
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36.9回
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1回以上接種者数
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15,320,000
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人口比
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29.63%
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達成率
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2回完了者数
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4,910,000
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23.74%
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13.57%
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人口比
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9.50%
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感染者数の状況
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直近感染者数
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累計感染数
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157,723
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6月30日
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794
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累計死亡数
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2,021
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7月1日
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764
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致死率
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1.28%
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7月2日
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826
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↓首都ソウル市とソウル市を取り囲んでベッドタウンを形成している京畿道の感染者数を合計した曜日感染者数では11日間連続して増加している。
6月の全感染者数に占める両自治体合計は全体の65.1%(10,830/16,621)となっている。ただ、6/16~7/3で見れば69.4%(7,426/10,698)まで両自治体の合計数の比率が4ポイント高まっている。
スクロール→
カレンダー感染者数推移
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韓国 首都圏のソウルと京畿道の合計感染者数
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日
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月
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火
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水
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木
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金
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土
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5/23
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5/24
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5/25
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5/26
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5/27
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5/28
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5/29
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330
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256
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269
|
444
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384
|
358
|
326
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5/30
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5/31
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6/1
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6/2
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6/3
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6/4
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6/5
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315
|
256
|
262
|
444
|
422
|
409
|
480
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6/6
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6/7
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6/8
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6/9
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6/10
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6/11
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6/12
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334
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295
|
264
|
336
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389
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373
|
375
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6/13
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6/14
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6/15
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6/16
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6/17
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6/18
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6/19
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316
|
233
|
246
|
383
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380
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348
|
334
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6/20
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6/21
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6/22
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6/23
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6/24
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6/25
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6/26
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263
|
215
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218
|
408
|
435
|
443
|
445
|
6/27
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6/28
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6/29
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6/30
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7/1
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7/2
|
7/3
|
413
|
336
|
429
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602
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577
|
597
|
600
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ソウル市と京畿道の感染者数を合計した7日間移動平均値によるグラフは次の通り。
移動平均値から見る限り6月22日の306人から7月3日の508人まで11日間で66.7%上昇している。