世界の感染者数はデルタ株が一部で猛威を振るっているが、全体で見れば35万~45万件の発生で推移している。ただ、今後、デルタ株により急増する国が増加する可能性もある。
米国はワクチン接種が進み1万件台前半まで減っていたが、最近は増加傾向を示し、1万件台後半になっている。接種が一巡し最近は接種が進んでおらず、半期感染者の多くが未接種者とされている。
8日更新分のOur World in Dataによると米国の1回以上接種者数は18,289万人で人口比の接種率は54.69%、接種完了者数は15,7900万人で接種完了率は人口の47.22%となっている。
英国は感染者数が急増しているが、ワクチン接種が進み重症化率が低いため、規制を撤廃する方針を打ち出している。もともとジョンソン首相は疫病に対して放任主義者、昨年4月感染して生死をさ迷ったことから、規制強化に動いていたもの。それも1年過ぎ、経済が大事と規制撤廃に動く。
英国は昨年12月、世界で最初にワクチン接種を開始し、ファイザー製が4割を占めるが、半年を経過し、1月までに接種完了した人たちの抗体の有効期間(半年)問題に直面している可能性がある。ただ、感染しても重症化リスクは低いとされている。
英国の1回以上接種者数は4,551万人で人口比の接種率は67.05%、接種完了者数は3402万人で接種完了率は人口比で50.12%となっている。