東南アジアのほとんどの国は、中国のワクチン外交により安価な中国製ワクチンを主に接種している。ほかはCOVAX経由。しかし、最近、中国製ワクチンの有効性にかなり疑義がもたれており、デルタ株など免疫逃避型の変異株に対する有効性はさらに落ちるのではないかと懸念されている。中国製はシノファーム製もシノバック製も第3相の臨床治験の報告を公表しておらず、変異株に対する有効性などについても追加して公表もしていない。第3相の臨床試験段階では中国での感染者数は極端に少なくなっていたことから、海外で臨床治験しか行えず、昨年11月、臨床治験を行った親中のインドネシアの保健当局はシノバック製の有効性について98%だったと忖度した数値を公表していた経緯もあり、信憑性に欠けるものであった。シノバック製の既存株に対する有効性は51%~78%とされ、デルタ株などについてはどこからも公表されていない。
すでに接種の多い国では、3回目の接種をするか、ほかのワクチンを交差接種させている国も多い。
東南アジア諸国はまだワクチン接種率が低く、デルタ株に対する防疫対策は規制だけとなっている。そのため、感染力の強いデルタ株が猛威を振るっている。
特にインドネシアでは首都ジャカルタなどでは対応する病院の稼働率は100%を超え、死亡者も急増してきている。また、インドネシアはじめ東南アジアの感染拡大国ではシノバック製ワクチンを接種した最前線で診療を行う医療関係者たちが感染して多くが亡くなっている。
東南アジアの感染拡大国は、現状規制を強化して感染拡大を防ぐしかない。
新型コロナ 感染拡大する東南アジア4ヶ国 各国グラフ付き

