日本が世界に誇る水際作戦は、新コロナウイルスには通用せずボロボロ、入りたい放題となっている。WHOの指定懸念対象変異株は4種、ほかの変異株や変異株がさらに変異したと見られる変異株などが指定対象となっている。ほかに監視対象の変異株もある。
「ミュー株」は、南米コロンビアで報告された変異株、ウイルスの「スパイクたんぱく質」の遺伝子に「N501Y」という変異や抗体の攻撃から逃れる「E484K」という変異などが含まれている。
この2つの変異は南アフリカで確認され、WHOが「VOC=懸念される変異株」に位置づけている「ベータ株」にもみられる。
WHOによると、予備的なデータでは「ベータ株」と同様にワクチンなどで得られた免疫の働きが下がるという。ただ、詳細は判明していない。
「ラムダ株」は、
南米ペルーで最初に報告された変異ウイルスで、WHOによると、2021年6月15日時点で29ヶの国や地域から報告されていて、特にペルーやチリなど南米で多く報告されている。感染力やワクチンの効果への影響などについてはまだよく分かっていない。致死率が高いようだが、ペルーでは元々致死率は8~9%と異常に高く何とも言えない。
「カッパ株」は、
インドで見つかった変異ウイルス、「デルタ株」同様に免疫逃避の「L452R」の変異が起こっている。デルタ株より強いともされている。
「イータ株」は、
まだその特性がわかっていない。