10月から規制緩和され、行楽シーズンが日本で一番先に訪れる北海道が今後の新コロナ防疫緩和策の試金石となると以前掲載したが、その北海道では10月14日、9月29日ぶりの45人の感染者が発生している。
観光客数=観光庁の延宿泊件数とするならば、7月には緊急事態宣言下、今年一番の2970万延宿泊数あり、8月はそれを更新して3100万泊、日本の感染者が減り始めた9月にはさらに増加したものと見られ、10月は宣言や蔓防措置規制も取り払われ、特に北海道は行楽シーズンでもあり、さらに観光客数は増加しているものと見られる。
今週に入り、北海道の感染者数は増加に転じている。ただ、ワクチン効果もあり、急増はしないものと見られる。だが、クラスターが発生しだすとクラスターが発生する環境が多くなっていることを表し、各地でクラスターが発生して感染者数を大幅に増加させる可能性はある。
北海道の10月10日現在のワクチン接種率は、人口比で1回以上が71.59%、2回完了者数率が61.13%となっている。全国平均は1回以上が73.9%、完了が64.6%であり、北海道は平均より若干低くなっている。
デルタ株は感染力が強く、重症化率も高いとされ潜伏期間も短くして発症することから、感染した人は連休明け2~3日後には発症する。10月9日(土)~11日(祭)の感染増が現在表面化している可能性もある。
今後の感染リスク者
1、 0~11歳の人、感染すれば感染させる能力を持つ
2、 2回接種未完了の人
3、 2回完了から2週間経過していない人
4、 2回完了者数の12%の人(有効率/ファイザー製)
5、 2回完了してから半年経過した人(要ブースターショット者)
(接種完了日から5ヶ月経過での有効率は60%台まで落ちる・・・ファイザー製)
その人数の計が人口の35%を上回れば、規制緩和で感染者が増加する可能性が高くなる。
感染者数において、ワクチン効果と行楽リスクが相殺される可能性もある。
北海道の感染者数は、昨年も10月から感染者が増加しており、今後注視していく必要がある。
10月31日は衆院選投票日、10月にはもう連休もなく、投票日は絶妙の日を設定している。首相のスタッフによほど頭が切れ切れの人がいるのだろう。
スクロール→
8月からの北海道の感染者数推移
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日
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月
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火
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水
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木
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金
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土
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日平均
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8/8週
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308
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310
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347
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351
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480
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454
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479
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390
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8/15週
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366
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357
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410
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595
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575
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523
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579
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486
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8/22週
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529
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420
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426
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568
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504
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382
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457
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469
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8/29週
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359
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266
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305
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351
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314
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251
|
224
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296
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9/5週
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218
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123
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137
|
180
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144
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117
|
156
|
154
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9/12週
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116
|
55
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91
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110
|
94
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84
|
77
|
90
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9/19週
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75
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50
|
36
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56
|
76
|
63
|
63
|
60
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9/26週
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54
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19
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26
|
45
|
26
|
32
|
25
|
32
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10/3週
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9
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5
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20
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16
|
14
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21
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24
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16
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10/10週
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17
|
16
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16
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21
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45
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23
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