新コロナ、感染拡大、規制強化、ワクチン接種、収束に新たな視点、コビー機能に変化
日本では8月20日に過去最高となる2万5800人が新コロナに感染したがその後、大きな減少過程に入り、10月も減少が続き、結果最近は激減している。
日本の国立遺伝研究所と新潟大学の研究グループが10月30日、最新研究の結果を発表し、デルタ変異株のゲノムにおいて、増殖の際にゲノムのミスを修復するnsp14と呼ばれる酵素が変異し、ウイルスを速やかに修復できなくなったため、ウイルスが繁殖できず「自滅」したことが分かったと発表した。
また、研究では「nsp14酵素」が、
1、変異したウイルスにおけるゲノムの変異が通常の10〜20倍に達していたこと、
2、8月下旬の感染第5波ピーク時にはすでにnsp14酵素の変異が始まっていたこと、
3、昨年秋から今年3月ごろにかけて発生した第3波でも同様の傾向が見られたこと、
研究チームが「nsp14酵素」の変化を促進させる物質について「APOBEC」と呼ばれる酵素で、東アジアやオセアニアにおいてこの酵素が特に活発な人が多いと推測している。
以上、
どこの国でもこれまで、感染拡大と収束を何回か経験してきている。それが規制効果によるものか、最近ではワクチン効果によるものか、それとも・・・・。最初の武漢株⇒欧州株⇒英国株⇒デルタ株と変異してきているが、感染力が強く、重症化率が高くいくら置き換わるとされるものの、既存株も感染者が出て不思議ではないが・・・。
8月下旬からAPOBEC酵素が、多くの日本国民の体の中で、よ~いどんで一斉に活発化しだしたのだろうか。これを納得させてもらいたいものだ。ウイルスが感染を繰り返すうちにそのたびに酵素が付着し、一定量になった場合、死滅するのだろうか?
オーストラリアは、入国規制が常に厳しく感染者が増加すればすぐロックダウンして防衛体制に採用しており、また白人の国でもあり、オセアニアに「APOBEC酵素」を持つ人が多いとはわからない(原住民が対象ならば話は別)。
ただ、先進国でもない規律が厳しい国でもないインドネシアの感染が急減していることから、これまでは七不思議としていたが、「APOBEC酵素」の働きによって収束しているとしたら、解決策になる。
研究陣はワクチン接種が進んでいる日本だけの研究にとどまらず、有効性が低いとされる中国製ワクチンが接種の主流であるインドネシアでのゲノム検査で日本と同様な結果となれば、ほぼこの研究成果は立証されようが。
「APOBEC酵素」が人体に無害ならば、最初から投与していれば、ウイルスのコピー能力が落ち、感染そのものを食い止める可能性もあり、特効薬もない現状、薬剤研究にも朗報ではないだろうか。
ただ、APOBEC酵素群(11種類)は、遺伝子改編活性を持つ抗ウイルス因子であり、その活性は発癌の引き金になる遺伝子損傷を作る可能性があり、諸刃の剣である可能性があるとの指摘もなされている。
ならば、癌患者のAPOBEC酵素群はどうなっているのだろうか。癌になる以前となった後の差異も調べる必要があろうか。
APOBEC酵素群が人体に悪影響をもたらなけれれば、またもたらさないよう編集すれば、APOBEC酵素含有の飴玉をしゃぶっていれば新コロナウイルスに感染しない可能性も考えられようか。
また新たな変異株に対して、例えばデルタプラス株に対しても、当初からAPOBEC酵素が活発化し、新コロナウイルスを変異させ続けた挙句、死滅(コピーできない状態)させるのだろうか。
↓APOBEC酵素
<インドネシア>
インドネシアのワクチン接種は中国シノバック製が主を占めており、デルタ株に対する有効率は50%~55%。
11月1日のマレーシア感染者数は4,626人/接種完了率74.8%、タイは8,165人/44.2%、シンガポールは2,470人/79.8%、フィリピンは3,095人/24.7%、ベトナムは5,598人/25.1%と周辺国とは際立って減少している。
参考、接種率の高い英国は39,970人/67.0%、イスラエルは731人/65.2%、米国は48,839人/56.9%、韓国は1,686人/75.6%。
シンガポールにおいては、重症化率はともかく、感染に対してワクチン接種効果があるのかおぼつかない感染者数となっている。
スクロール→
日本とインドネシアとの感染者数の推移(週の日平均値)
|
|
日本
|
インドネシア
|
人口
|
12,665,000
|
277,370,000
|
5月29日
|
感染数
|
前週比
|
感染数
|
前週比
|
5/30~6/5
|
2,632
|
|
4,881
|
|
6/6~6/12
|
1,905
|
-27.6%
|
7,326
|
50.1%
|
6/13~19
|
1,448
|
-24.0%
|
10,669
|
45.6%
|
6/20~26
|
1,486
|
2.6%
|
16,827
|
57.7%
|
6/27~7/3
|
1,556
|
4.7%
|
23,270
|
38.3%
|
7/4~10
|
1,907
|
22.6%
|
33,451
|
43.8%
|
7/11~17
|
2,835
|
48.7%
|
48,821
|
45.9%
|
7/18~24
|
3,903
|
37.7%
|
42,153
|
-13.7%
|
7/25~31
|
8,669
|
122.1%
|
40,262
|
-4.5%
|
8/1~7
|
13,048
|
50.5%
|
32,851
|
-18.4%
|
8/8~14
|
16,044
|
23.0%
|
27,704
|
-15.7%
|
8/15~21
|
21,863
|
36.3%
|
19,072
|
-31.2%
|
8/22~28
|
22,416
|
2.5%
|
14,194
|
-25.6%
|
8/29~4
|
17,364
|
-22.5%
|
8,173
|
-42.4%
|
9/5~11
|
10,315
|
-40.6%
|
5,731
|
-29.9%
|
9/12~18
|
5,708
|
-44.7%
|
3,542
|
-38.2%
|
9/19~25
|
2,705
|
-52.6%
|
2,532
|
-28.5%
|
9/26~10/2
|
1,607
|
-40.6%
|
1,698
|
-32.9%
|
10/3~9
|
888
|
-44.7%
|
1,271
|
-25.1%
|
10/10~16
|
558
|
-37.2%
|
996
|
-21.6%
|
10/17~23
|
252
|
-54.8%
|
769
|
-22.8%
|
10/24~31
|
297
|
17.9%
|
709
|
-7.8%
|
累計(10/31)
|
1,722,514
|
|
4,244,358
|
|
10/31日実数
|
228
|
|
358
|
|
11/1日実数
|
86
|
|
408
|
|
ワクチン接種
|
|
日本
|
インドネシア
|
|
11月2日更新分
|
11月1日更新分
|
|
接種数
|
接種率
|
接種数
|
接種率
|
1回目以上
|
98,250,592
|
77.6%
|
120,550,000
|
43.6%
|
2回目完了
|
91,771,479
|
72.5%
|
74,400,000
|
26.9%
|