1回目と2回目の接種率が近づくほどに接種率の上昇は鈍化するが、日本も例外なく、その域に達している。ただ、接種先進国ではすでに接種が頭打ちになって久しく、イスラエル(接種完了率65.3%)、英国(67.1%/5日の感染者数3.3万人)、米国(57.1%/8.4万人)に比較すると77%という高い接種率にはなっている。
日本では今やワクチン接種に関する啓蒙活動は行われておらず、イケイケドンドンのGOTOをいつからはじめるのかに集中している。一方でワクチン接種は11月までの計画でもあり、12月からは追加接種に入るという。新規接種者を11月で締め切るのか、12月以降も追加接種もあり、延長するのかはっきりしてもらいたいものだ。
9月上旬まで政府も自治体も御用専門家たちもヒーヒー言っていた感染者数も今や激減、総選挙を経過し新コロナは過去のものにしてしまい、接種していない国民ももうダイジョウブだろうと接種を見送っている。
日本はまだ2800万人の未接種者がいる。うち1203万人が12歳未満だが感染するリスクは変わらない。12歳以上では1600万人が未接種。健康上接種できない人もいようが、健康上問題ない人は、今では接種予約も簡単に取れるようになっており、ぜひ接種してほしいものだ。医療機関も地域で交代しながらでもワクチン接種の24時間対応すべきではないだろうか。
デルタプラス株が英国(最近の日の感染者数4万人前後)やロシア(3万人前後)で感染を広げているという。感染力がデルタ株より少し強いということしかまだわかっていない。あってないようなズボズボの日本の水際対策、政府は外国人受け入れも大幅緩和策を打ち出しており、デルタプラス株など日本では新たな変異株が侵入してくるのは時間の問題。