オランダ政府は11日、国内の新型コロナウイルス感染者が過去最多に達する中、部分的なロックダウン(都市封鎖)措置の導入を検討していると発表した。実施されれば、西欧諸国では夏以降、初のロックダウン導入となる。
政府のパンデミック諮問委員会は、感染抑制に向け、劇場や映画館の閉鎖、大規模イベントの中止、レストランの営業時間短縮などを提言。
政府は11日夜に開く緊急閣議で協議し、12日に発表する見通し。
オランダの新規感染者数は過去1週間でほぼ倍増し、過去24時間の新規感染者は約1万6300人と過去最多を記録した。
欧州の接種完了率は60%台までスムーズに上昇したが、60%台からはなかなか増加していない。そうしているうちにどこもかしこも感染が拡大している。接種が進めば、おのずと自己防疫力も高まるが、そうでなければ、接種した人も接種していない人も緊張感が大幅に緩み、そこへウイルスを忍び込ませる余地を拡大させ、感染を拡大させている。
ヒトを媒体する新コロナウイルス、一番重要なのは、ヒトの行動、防疫力にある。
隣国のドイツもベルギーも感染者が急増している。