原油価格の高騰に対して、米国など備蓄原油の協調備蓄在庫市場放出、オミクロン株の出現・世界拡散、現行の原油生産を維持するとのOPEC発報道で、一時62ドル台まで下げた原油価格は、オミクロン株は重症化しないとの報道が相次ぎ、再び上昇、71ドル台まで高騰している。
米国のシェールオイル軍団は、原油価格暴落で大幅に落とした原油掘削リグの稼動を、バイデン大統領が将来に向け化石燃料の廃止を謳っており、この間、価格は回復、それ以上の価格となったものの、掘削リグの稼動の回復は遅滞(19年12月比68%)、生産量の回復とはなっていない(20年2月678本⇒21年11月467本)。
シェールオイル会社は、高価格で得ている利益を掘削リグ稼動への投資にはまわさず、株主に還元する始末。
トランプ並みのおばかさんのバイデン、やり方はトランプそっくりさん、それでいて短気で交渉力がないだけトランプがマシなのかもしれない。
シェールオイル生産の回復が遅れていることから、原油価格が高止まりしているともいえる。税金控除とか政治的にいくらでも増産させることはできようが、米国の備蓄原油放出など茶番のようだ。原油関係会社の経営者たちは共和党支持者が特に多い。