アイコン 再び感染者数500人台の日本 米・英で過去最多更新の感染者数

Posted:[ 2021年12月30日 ]

日本はオミクロン株の猛攻を受けている欧米などまったく蚊帳の外、それでいて米国から大量に帰国しており、ほとんどが帰郷し自宅待機(=隔離)に入っている。

入国検疫検査で精度が悪い抗原検査でありながら100人を超す感染者が出ているが、それでも政府は陰性者を田舎に帰郷させている。

都道府県のPCR検査数は12月13日から19日までの1週間、暫定値ながら厚労省が発表した検査数は全国で273,974件、日当たり39,139件(検疫検査含まず)と検査能力数の1/10しか検査していない。

外国から帰郷し自宅待機している人を帰郷3日以内にPCR検査することも可能である。国がすべきことをしないことから、自治体までしない。

オミクロン株は、既存株より数倍感染力が強い英国株より、さらに5倍強いとされるデルタ株に置き換わり、さらにデルタ株より5~10倍感染力が高いとされる変異株がオミクロン株。
 オミクロン株は、感染力は強いが重症化率は低いとされているものの、発症した人はこれまでに経験したことがない全身の痛みと倦怠感に襲われると述べている。また、免疫力が低下した高齢者や基礎疾患者などが感染すれば、重症化率に差はないと推定され、感染者増に比例してこうした体力脆弱層の重症者が急増するおそれがある。



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それに加え、日本では感染者数が少なかったことから、岸田政権は追加接種を全く進めていない。
これまでオミクロン株で感染拡大している国では、3週間で急激に増加しており、日本はいくら追加接種をその段になり急いでも全く追いつかないものになる。

過去最高の日の接種数150万件を1ヶ月間連続して接種し続けたとしても、4500万件しかできない。岸田首相は12月から追加接種をすると口ばかり、28日現在53万件しか追加接種していない。

今年2月16日から接種開始、その後3週間後に接種完了した優先接種した医療関係者・介護関係者の計655万人(7月末までにほぼ完了)、その次の優先接種の高齢者3,576万人の9割以上が接種しており、すでにそのほとんどがワクチンの有効期限が切れている。

デルタ株でさえ追加接種すべきところ、厚労省は現在3000万人以上に接種可能なワクチンを手元に保有したままにし、接種させない異常な省と化かしている。

厚労省の感染医療の最高責任者のド官僚は、国立遺伝子研究所のAPOBEC酵素による自滅説、理研のHLA-A24:02の記憶免疫キラーT細胞によるウイルス消滅説を信じきっているのだろうか。
足元ではじわりじわりと感染者が再び増加してきている。
NHKによる29日の感染者数は501人(10月16日以来の500人台超え)、うち検疫等入国感染者数は103人、国内感染者数は398人、なお、厚労省は入国者の感染数を自治体に隔離させながら、別途集計せず、空港などの検疫だけの感染数を厚労省のHPで公表している。

そのため、厚労省の発表値はNHKの発表値と大きなズレが生じている。

厚労省はまだ自治体がHPで発表する数値を手作業で集計した数値を発表している。厚労省は感染者一元管理ソフトのハーシスを昨年5月自治体に導入させたが、いまだ一部しか機能しておらず、こうした人海戦術で集計している。デジタル化も糞もない。

 


スクロール→

最近の厚労省発表の感染者数

午前00時現在であり前日分

 日本

感染者数

検疫週計

発表日

国内  

検疫 

合計 

感染計

検査数計

1229

316

69

385

214

(4日間)

13,348

1228

163

51

214

1227

225

38

263

1226

266

56

322

1225

262

40

302

247

29,458

1224

249

46

295

1223

221

41

262

1222

218

31

249

1221

110

41

151

1220

152

25

177

1219

179

23

202

1218

162

21

183

118

29,788

1217

164

26

190

1216

163

12

175

1215

133

11

144

1214

68

11

79

1213

99

21

120

1212

133

16

149

1211

140

6

146

68

26,848

1210

155

10

165

129

123

13

136

128

104

12

116

127

55

5

60

126

104

11

115

125

120

11

131

 

1↓米国の12月からの感染急拡大・7割がオミクロン株
12月28日の感染者数は過去最多
そうした国から大量に帰国し、精度の悪い抗体検査の入管検査で陰性ならば。自宅へ帰郷して自宅待機(隔離)に入り、自宅隔離しながら買物や飲食店にも出かけている。当然、知り合いにも会うことになる。生活するための最低限のお出かけは認められている。
数値はWorld Meterの集計版。

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<英国も過去最多>
英国では29日、過去最多の183,037の感染者数の発生を発表した、ただ、これには北アイルランドのクリスマス休暇の5日間まとめた報告が入っており、正確さに欠けるが、ロンドンがあるイングランドでも過去最多を記録しており、北アイルランドを調整しても過去最多となっている。
こうした感染者の急増に対してジョンソン首相は、「誰もがその年の最後の社会的大騒ぎを楽しむべきだ」と述べ、ロックダウン等規制強化しない方針を改めて主張。スコットランドでは自治政府が何百万人も集まるロンドンのカウントダウンへ行かないよう呼びかけているが若者は聞く耳を持たない。
これが、感染者が増加している最中の7月19日に世界に先駆けてウィズコロナ策を導入した結果の頂点に至っている姿だろうか。
ワクチン効果や追加接種効果などもあり、致死率は低く、オミクロン株での12月の感染爆発でもデルタ株より重症化率は穏やかだとしている。11月の日平均の死亡者数は200人台、追加接種も12月は進み、感染者急増でも100人台と減少している。

英国の接種完了率は69.4%、追加接種率は48.5%(28日現在)。人口は6,841万人、累計感染者数は1255万9千人(29日現在)、6人に一人が感染していることになる。ちなみに日本は100人に対して1.2人。
1230_03.jpg
 

 


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