オミクロン株で死亡者が多発するようになってきた。そこでオミクロン株とデルタ株の比較をしてみた。
なお、デルタ株での死亡者の最大発生日は昨年9月8日で89人、オミクロン株では2月8日すでに159人が死亡している。
国や専門家は人命を第一義に病床を重視しているとしているが、人命がすでに損なわれているようだ。
オミクロン株では感染力が強いものの軽症者が多く、これまでのところ感染者に対する致死率は(12/26~2/5)の致死率は0.059%であり、デルタ株で(7/25~10/2)の0.309%と比較すれば1/5と非常に低くなっている。
しかし、いったん重症化すれば致死率はデルタ株より2~3倍高くなっている。それでいて感染重症病床の利用数は1,438床(確保数5,840床)で、利用率は24.6%(2/2日の重症者数は886人/厚労省)にとどまりの、重症=ICUの利用を大きく制限しているように思われる。
感染者が増加するほどに厳重に警戒している高齢者施設へウイルスは侵入し、クラスターを多発させている。感染した多くの人が施設入居のまま入院もできず死亡している。クラスターが発生し死亡者が多数出た施設長は、せめて入院させてほしかったと述べている。
重症病床の多くを余しながら、死亡者多発はいかがにものだろうか。
岸田首相=国の政策だから仕方ないのだろう。