ウクライナ戦争の結果、いくつかのEU諸国がモスクワからの石油とガスを完全に禁止することに失敗したため、ロシアの原油を受け入れる企業や国はまだたくさんある。
米国を含むいくつかの西側諸国は、モスクワのウクライナ侵攻に対して、ロシアのエネルギー輸入を全面的に禁止したが、ロシアの石油とガスに依存する主要なヨーロッパは、欧州連合の分裂となる抜本的な措置を避けてきている。
オーストラリア、英国、カナダ、米国は、数十年で最大の難民危機を引き起こしたロシアの侵略を受けて、ロシアの石油購入の輸入を禁止した。
米国は世界一の原油・天然ガスの生産国
オーストラリアは天然ガス生産国
カナダはオイルサンドの原油生産国
英国は北海油田の利権国
これまでのところ、EU27ヶ国メンバーは禁輸措置に同意することができていない。ドイツは多くの天然ガスと原油を輸入しており、経済を不況に追い込む可能性が高く、急いでの禁輸制裁措置に対して反対し、ハンガリーなどの一部の国は輸入禁止そのものに反対している。EUの禁輸措置には27ヶ国の加盟国すべての全会一致承認が必要。
バイデン大統領がハンガリー大統領を制裁に同意するように脅迫していたが、ハンガリー大統領はバイデン氏を相手にしなかった。
バイデン氏は、原稿外の問題発言を繰り返すなど、老人特有の気が短くなっているようだ。
ロシア産原油の取引を停止したため、停止企業はほかの産油国から購入することになり、原油価格が高騰する原因となっている。
ただ、ウクライナ戦争が停戦合意すれば価格はさらに下がり、「ゼロコロナ」策の中国で新コロナ感染者が増加した場合、ロックダウンで対応するため、需要低迷の見方から、原油価格は下がる。
スクロール→
↓中東・カタール政府出資のアルジャジーラ紙の調査によると、
ロシア産原油購入企業と停止企業
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購入継続企業もしくは不明企業
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企業名
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国
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現状ほか
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ネフトヒムブルガス
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ブルガリア
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精製継続、露ルクオイル所有会社
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MiRo
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ドイツ
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精製継続、露ロスネフチが24%所有・独最大
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PCKシュヴェット
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ドイツ
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パイプラインで精製継続、露ロスネフチが54%所有
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プルタミナ
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インドネシア
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新設の国営精製所、ロシア原油購入検討
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ロイナ
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ドイツ
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パイプラインで継続精製、トタルが過半数の株所有
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ギリシャ石油
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ギリシャ
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露産15%、サウジから追加購入
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ISAB
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イタリア
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中止、スイス企業所有の伊最大の製油所
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MOL
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ハンガリー
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パイプラインで精製継続、ハンガリーは制裁反対
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クロアチア
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スロバキア
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ゼ-ラント
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オランダ
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ノーコメント、露ルクオイル45%所有会社
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ロッテルダム製油
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オランダ
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ノーコメント、エクソンモービル系
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ヒンドゥスタン石油
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インド
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購入継続
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Indian Oil
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インド
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購入継続
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中国
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購入継続
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インド
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購入継続
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購入停止企業
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BP
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英国
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ロスネフチへの出資放棄、取引停止
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シェル
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英国
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世界最大のトレーダー、段階的停止
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Eneos
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日本
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新規停止
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ENI
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イタリア
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停止、政府出資企業
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バイエルノイル
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ドイツ
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取引なし、EniとRosneftが出資
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スタトイル
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ノルウェー
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取引なし、国営企業
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ギャルプ
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ボルトガル
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購入停止
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ネステ
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フィンランド
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新規購入停止
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PKNオーレン
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ポーランド
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新規停止、長期契約分購入。
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リトアニア
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チェコ
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Preem
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スウェーデン
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停止、サウジ富豪所有、スウェーデン最大
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トタル-E
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フランス
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今年末までに購入停止
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ヴァロエナジー
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スイス
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停止、独バイエルノイ過半所有
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米国
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露産原油、輸入禁止措置
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