隣国では、セメント価格が過去初めて2桁上がるなど建設資材価格が急騰し建設現場が大きな打撃を受けている。
世界最大の鉄筋生産国である中国の輸出制限により鉄筋価格は昨年から急騰している。
ここにロシアのウクライナ侵攻の余波で石炭価格(有煙炭)が急騰し、セメント価格まで急上昇している。
隣国では、工事中断を宣言する企業が続出し、マンション供給スケジュールに支障が出るだろうとの懸念も出ている。
隣国建設業界によると、セメント業界1位の双竜C&Eは15日に隣国レミコン工業協同組合連合会と1種セメント価格をこれまでの1トン当たり7万8800ウォンから15.2%引き上げた9万8000ウォンで供給することで合意した。昨年7月に5.1%上げてから約8ヶ月で再び2桁の引き上げに出た。
セメント製造原価の40%を占める石炭価格が前年同期より256%も上がっている上に尿素水供給不足などにともなう原価上昇負担が大きいことによるもの。
隣国のセメント会社は石炭を全量輸入しているが、昨年基準でロシアから輸入する有煙炭が75%を占めている。
レミコン連合会関係者は「セメント価格が2桁の急騰を記録したのは史上初めて」と話している。
セメント価格が上がり建設現場に供給されるレミコン価格も近く引き上げられる予定。
以上、