総務省が1日発表した6月の東京都区部の消費者物価指数(CPI、中旬速報値、2020年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が101.6と前年同月比2.1%上昇。上昇は10ヶ月連続。都区部のCPIは全国の先行指数として用いられる。
6月は、エネルギー価格の上昇が続いたほか、原材料価格の高騰で生鮮食品を除く食料も上がった。家庭用耐久財にも上昇が広がった。
東京都区部で2%を超えるのは消費税率増税の影響を除けば1992年11月来の伸び率となった。先月は1.9%だった。
全国ベースでは4月から2ヶ月連続で2%を上回っている。
総合では2.3%と3ヶ月連続で2%を超えている。
生鮮食品の伸びが鈍化したことで、伸び率は5月から0.1ポイント低下。