アイコン 日本の長期金利 一瞬、41%暴騰? 米国債売り実行か


20日の10年もの日本国債利回りが0.318%と前日比で41.11%も暴騰、その後、日銀が介入したのか0.212%まで下がり、前日比でもマイナスとなっている。YCC砲策動か。

日本政府が発行した国債はその過半を、前々政権が子会社にした日銀が所有しており、適当にコントロールすることから問題には至らない。

15日の米金利上昇により(①3月0.25%を0.5%に引き上げ、②5月に1.0%)引き上げ、③6月に1.75%に引き上げ)、14日の135円台から米景気不安から15日は一時131円台まで高騰したが、その後の日銀の決定会合での大規模金融緩和の現状維持決定に再び円安にさらされており、大きな圧力がかかっていることだけは間違いなさそうだ、

基準金利がマイナスなのは、絶対的な財務内容を誇るスイス(マイナス0.25%/10年もの1.396%)を除けば、借金まみれの日本のマイナス0.1%だけとなる。0%のユーロも7月から上昇させることを決定している。
10年もの国債利回りは、米国が3.231%となっている(基準金利は1.75%)。
日本だけが、10年もの利回りが0コンマ台でもある。

 

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ユーロ圏のドイツは1.662%、
ユーロ圏のフランスは2.206%、
韓国は基準金利が1.75%、10年ものが3.798%となっており、為替を安定させるためにさらに基準金利の引き上げを検討している。

この金利差が円安を呼び込んでおり、これまではドルに対して安全資産としてスイスフランと円が買われてきたが、そうした神話がなくなってきている。
インフレ数値は得意の・・をすればどうにでもなる。
日銀はいくら長期金利の目安の10もの国債が金利高になっても自ら所有する10年債を市場に放出し、金利が上がらないようにするのはたやすい。

そんな日本国債を購入するより、米国債を購入したほうが大きな利息と更なる為替安からの利得を得ることができるが、なぜか3月に日本が所有する米国債は2月より大幅に減少し、機関投資家の決算のための利益確定売りと見られたが、4月も増えておらず、日銀と政府が機関投資家に、売らせることはあっても、購入についてためらわせている可能性が高い。米国債を何兆円分も購入すれば、当然円安に拍車をかけることになる。逆に米国債を売れば円高になる。

政府は、2月・3月の円売り圧力に対して、米国債を売らせて円買いにして、3月9日までこう着状態を維持した可能性もある。機関投資家は当然、政府子会社の年金投資機構も含まれる。5月以降、米国債を購入していれば、円安を誘導したことになる。
ただ、5月も6月も保有残高が減っていれば、円安回避のため、米国債を売った可能性もある。
普通だったら、米国債の償還期が来てもほかの米国債を購入するものだが・・・。
3月9日までは115.825円前後、3月10月から円安加速。
国際基準では日本の政府債務残はGDP比256%まで暴騰している。


スクロール→

日本の米国債保有高/米財務省

米国債保有高/億ドル

増減

為替・対ドル円

21/4

12,768

 

109.021

21/9

12,996

 

110.155

21/10

13,204

208

113.150

21/11

13,286

82

114.039

21/12

13,040

-246

113.919

22/1月末

13,031

-9

115.100

22/2月末

13,063

32

114.990

22/3月末

12,324

-739

121.660

22/4月末

12,185

-139

129.830

22/5月末

 

 

128.110

6/15

 

 

133.830

6/20

 

 

135.061

310日から大幅上昇、米金利高と露制裁による物価高・先行き日本経済の不安が起因。21/6月の為替は110.136円/現在は▲22%の円安、国債商品価格が変わらないとしても22%割高に購入することになる。商品価格は1年前と比べほとんど暴騰している。

 

[ 2022年6月20日 ]

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