新コロナウイルスで一番恐れられているのは、対処できない変異株である。オミクロン株まではワクチンや治療薬で少しは対処できたが、オミクロン株の場合、感染力が強い代わり、重症化率は低い(日本や韓国の場合、大量感染で死亡者数は激増)が、もしも、重症化率も高い変異株が出現した場合、新コロナ事態は振り出しに戻ることになる。
中国では新コロナによる死亡者が急増している中、ネット上には一部のネットユーザーたちから「新型コロナ感染後にさまざまな異常な症状が出た」という訴えが投稿され、新たな変異株が発生したのではないかと懸念の声が広がっている。
最近、中国で「新型コロナに感染した後、「舌が黒く」なって「目がひどく腫れる」などの異常な症状が出た」と訴えるネットユーザーが急増しているという。
これらの人々はウェイボー(微博)などのSNSに写真や動画を載せ、「新たな変異株が発生したのではないか」と主張している。
ほかの投稿では、男性が「全身が痛くて悪寒がする。まるで大きな手術を受けた後のようだ」とし、舌のほとんどが黒くなっていて、歯の間からも黒い色が見える。
男性は「それでも前日に比べて舌と歯の色が薄くなった」、
「新型コロナの後遺症と関連している可能性があるという事実に衝撃を受けた」
と述べている。
女性も、「高熱・声がかれる、嘔吐、下痢などの症状が出た」と投稿。その後、女性は「感染判明4日目から急激にやせ、唇と顔の皮膚がはがれ、顔が黒くなった」と投稿している。
中国のネットユーザーの間では「オミクロン株の感染が中国で広がる過程で新たな変異株が発生したのでは」という懸念が取りざたされている。
ただし、現時点でこうした症状が新型コロナにより発生したという明確な因果関係は把握されていない。
特に舌が黒くなる症状は、体内で水分や血液が不足している時に現れる症状。喫煙量が多かったり、抗生物質を長期間服用したりしている場合も、しばしば舌苔が黒くなるという。
一部には、「こうした異常な症状は単に特定の薬物に対するアレルギー反応に由来する可能性がある」という意見もある。
以上、報道参考
ただ、中国で、感染拡大が続けば、何千万人、何億人と感染が拡大する中で、変異株が出現する可能性は高い。
当初、武漢コロナ→欧米コロナ→アルファ株(英国株)→デルタ株(インド株)→オミクロン株(南アフリカ)と変遷してき、より感染力が強い変異株に置き換わってきている。
オミクロン株では重症化率は低いが、重症化率も高い変異株が出現してもなんら不思議ではなくなっている。
そうした事態は、中国に限らず、大量発生させ続けている日本や韓国、米国も同様である。
そうした中、米国では、中国の変異を調査するため、航空機の便などを調べ、変異していないか調査するという。
当の米国では、24日までの週ではオミクロン変異株の派生型「XBB.1.5」による感染が40.5%に達しているという。
日本へは米国はじめ韓国や東南アジアから大量に観光客が押し寄せており、当然、日本は世界のオミクロン株の流行の派生型の坩堝になっている。
中国も海外渡航の規制緩和に動き、日本は4空港限定にし、水際対策を徹底するとしているが、PCR検査ではなく、抗原検査(初期感染はウイルス数が少なく捉えられない)を実施している。米国や韓国も同様な措置それもPCR検査が必要ではないだろうか。今やPCR検査は(費用は高いが)抗原検査と同じくらいの時間で検査できる。日本の水際作戦は20年3月の最初からじゃじゃ漏れでもあるが・・・。
今月の日本の感染死亡者数は30日までに厚労省/自治体ハーシス集計値で7,330人(NHK同)、都道府県発表集計値で7,422人の死亡が確認されており、月間も過去最高となる(これまでは今年8月の7,341人)。 日本人はいくら亡くなってもすでに不感症状態の領域に達している。
スクロール→
↓12月28日現在、
12月28日の新コロナ感染者数
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当日感染数
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世界
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592,962
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1
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日本
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216,219
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36.4%
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2
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韓国
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87,517
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14.7%
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3
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米国
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42,863
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4
|
ドイツ
|
40,810
|
|
5
|
ブラジル
|
37,104
|
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6
|
イタリー
|
29,761
|
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7
|
台湾
|
28,153
|
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8
|
フランス
|
26,081
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9
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香港
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20,865
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・中国は感染爆発中であるが、北朝鮮同様治外法権国であり、28日は有症感染者数が5102人、死亡1人としか報告していないことから不明。
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