アイコン インド入国検疫陽性者124人から11種の派生型発見、新種も

Posted:[ 2023年1月 6日 ]

インドでは、昨年12月24日から今年1月3日に到着した海外旅行者から11の新型コロナウイルス変異株が見つかった。保健省の関係筋が5日明らかにした。
この期間中にコロナ検査を受けた乗客1万9227人のうち、124人が陽性だったという。(権益に引っかかった人や陰性証明書がない人たちが検査対象と見られる)入国者の陽性確率は0.56%。
検出された変異株は全てオミクロン株の派生型で、中国で広がっている「BA.5.2」系や「BF.7」系など、すでに確認されているもののほか、新たな変異株も検出されたとしている。
以上、

インドは12月29日から入国の際、日本・中国・シンガポール・香港・韓国・タイの6ヶ国に対して、72時間内のPCR検査陰性証明書と自己申告書の提出を義務付けている。
インドは、インドへの進出企業も多く、インド人も含め欧米や東南アジア、アフリカ等の多くの国からの入国者がいる。

 



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日本は10月11日から海外からの個人の訪日客を一定条件の下で受入開始、12月の訪日客数は100万人を超えたと推定される。22年9月206,500人、10月498,600人、11月は934,500人

情報発信後進国の日本は、感染研は、政府のために存在しているのだろうか、それとも国民のために存在するのだろうか、何しているのだろうか。
感染研の1月4日公表情報では、
国内では現在BA.5系統が主流となっているが、BQ.1系統やXBB系統などのオミクロン株の亜系統は、より免疫逃避能があるとされ、海外で感染者数増加の優位性が指摘されている。特にBQ.1系統は国内で割合が増加しつつあり、注視が必要。
以上。
海外紙が日刊紙がすでに発表し誰でも分かっている内容。

海外から100万人も押し寄せている状況下、インドのような検査体制もないというのだろうか。口に指をくわえて海外からの情報を待っているのだろう。

感染研は12月16比の24報(最新)で、次のとおり発表している。
オミクロンの中では多くの亜系統が発生しているが、BA.5系統が70.1%、BA.2系統が10.5%、 BA.4系統が2.0%、(いずれも亜系統を含む)と、引き続き世界的にBA.5系統が流行の主流となっており(WHO, 2022a)、
日本国内でも2022年7月頃にBA.2系統からBA.5系統に置き換わりが進み、BA.5系統が主流となったのち、10月以降BQ.1系統(BA.5.3系統の亜系統)の占める割合が上昇傾向にある。また、国内外でオミクロンの亜系統間のさまざまな組換え体も報告されている。
世界保健機関(WHO)は、これらのB.1.1.529系統とその亜系統および組換え体を全て含めて「オミクロン」と総称する一方、いくつかの亜系統や組換え体(BA.2.3.20、BA.4.6、BA.2.75、XBBの各系統および、BA.5系統にN450D変異もしくはR346/K444/V445/N460のいずれかの箇所に変異を有するもの)を「監視下のオミクロンの亜系統(Omicron subvariants under monitoring)」としている。

• BQ.1系統、XBB系統(BJ.1系統(BA.2.10系統の亜系統)とBM.1.1.1系統(BA.2.75.3系統の亜系統)の組換え体)をはじめ、特徴的なスパイクタンパク質の変異がみられ、ワクチン接種や感染免疫による中和抗体からの逃避や、感染者数増加の優位性が示唆される亜系統が複数報告されている。
局所的に優位な増加をみせる亜系統も報告されているが、特定の変異株が世界的に優勢となる兆候は見られない。

•現時点では、オミクロンと総称される系統の中で、主に免疫逃避に寄与するがその他の形質は大きく変化していない変異株が生じていると考えられる。
世界の人口の免疫状態や、介入施策も多様になる中で、変異株の性質が流行の動態に直接的に寄与する割合は低下していると考えられる。
変異株の発生動向や病原性・毒力(virulence)、感染・伝播性、ワクチン・医薬品への抵抗性、臨床像等の形質の変化を継続して監視し、迅速にリスクと性質を評価し、それらに応じた介入施策が検討される必要があるとしている。

入国検疫当局は陽性者の解析を行っているが、殆どが中国からの入国者(正月帰国の日本人が多数)の感染者データが解析されている。
1月5日に厚労省が発表した12月19日~30日までの入国検疫陽性者、中国からの入国者64人、カタール2人、ベトナム1人の計67人を調べた結果、新種の変異株はなく、中国からの入国者はBF.7、BA.5.2.が殆どとなっている。米国が変異株を恐れており、それに沿った解析となっているようだ。
(厚労省の検疫での陽性者情報では19日~30日までの12日間では41人しか感染者はいないことになっている。現在は入国規制大緩和で中国人以外、熱でもあり申告した人以外、抗原検査でも調べていない。因みに10月1~7日までの1週間では112人が入管検疫で陽性判定されていた。現在は3回ワクチン接種証明で感染拡大している韓国・台湾からの入国者も調べておらず、中国からの入国者だけをターゲットに抗原検査等により調べているようだ。日本の口ばかりの水際作戦はワクチン接種証明と自己申告以外ではすでに放棄している。)

米国では年末急速に免疫回避力が強いとされるXBB.1.5.に置き換わっている、しかし、感染者数が増加しているわけではない。クリスマス休暇があり、1月の第2週まで見る必要があろうか。
派生型「XBB.1.5」は12月24日までの週では感染者の21.7%、31日までの週では40.5%と急増し、既存の各種派生型から置き換わりが進んでいるという。感染者数が増加しないのは不思議。

↓訪日客数が一番多い国・韓国の週感染状況 (累計感染者数29,363,272人)
韓国ではすでにXBB系統の感染者も見つかっている。
現在大量発生しているのは、不明の中国を除けば、世界では日本と韓国だけ、12月からの感染者数では、両国計で世界の感染者数の4割以上を占めている。

韓国

週感染数

日平均

前週比

11/273

371,038

53,005

-1.8%

12/410

412,637

58,948

11.2%

12/1117

455,268

65,038

10.3%

12/1824

471,176

67,311

3.5%

12/2531

458,666

65,524

-2.7%

1/15(5日間)

303,999

60,800

 

 

 


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