米国では1月からIRA法に基づき 米国産EVに対しては補助金(7500ドル)が購入時に付く、EVだけのテスラを除き、客はEVを見て、そのほかの車両も見て最終決定する。そうした顧客心理から離れた位置に日本勢のトヨタもホンダもスバルもいる。
韓国勢はEV・FCV等フル車両の販売体制を持つものの、韓国製のためIRAの補助金を受けられないが、元々価格は他社より安く、圧倒的なCM量で販売台数の勢いが止まらなくなってきている。
米国ではリコールー問題など、KブームとCM量に圧倒され胡散しているようだ。
1月はGMもEV販売を伸ばしているものと見られる。テスラは単月として初めて5万台の販売を突破させている。
スクロール→
米、1月の販売台数
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台数
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前年同月比
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小型トラック
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841,328
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5.2
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セダン
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224,610
|
8.0
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合計
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1,065,938
|
5.8
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・SUVは小型トラックに入る
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1月、米国のメーカー別自動車販売台数
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1,065,938
|
5.8
|
1
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GM
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183,090
|
28.4
|
2
|
フォード
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145,070
|
1.8
|
3
|
トヨタ
|
136,759
|
-13.8
|
4
|
ステランティス
|
109,168
|
-13.3
|
5
|
ホンダ
|
84,514
|
14.3
|
6
|
日産
|
60,251
|
0.9
|
7
|
現代
|
55,906
|
8.5
|
9
|
起亜
|
51,983
|
22.3
|
|
(現代G)
|
107,889
|
14.7
|
8
|
テスラ
|
53,875
|
35.4
|
10
|
スバル
|
44,373
|
0.5
|
11
|
ベンツ
|
23,560
|
2.8
|
12
|
BMW
|
23,408
|
8.8
|
13
|
マツダ
|
22,967
|
9.0
|
14
|
VW
|
20,465
|
-7.4
|
15
|
Audi
|
16,538
|
44.7
|
16
|
ボルボ
|
7,693
|
8.2
|
17
|
ポルシェ
|
6,585
|
67.3
|
18
|
ランドローバー
|
6,425
|
31.2
|
19
|
三菱
|
5,838
|
-9.8
|
20
|
Rivian
|
2,472
|
568.1
|
21
|
MINI
|
2,051
|
-16.0
|
22
|
Polestar
|
991
|
149.0
|
23
|
ジャガー
|
786
|
-0.1
|
24
|
Lucid M
|
393
|
124.6
|
25
|
Karma
|
4
|
-75.0
|
|
その他
|
773
|
26.5
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テスラは12月限定の値引きをしても12月は前年同月比でもマイナスとなったことから、1月も値引きを継続しており、さらに1月からはIRA法に基づく補助金の効果もあり、大幅に販売台数を増加させている。
こうした販売好調に株価は12月27日と今年1月3日には一時110ドルを割ったが、2月2日には188ドル台まで大幅に戻している。残るは中国市場の販売しだいだろう。
パナ社とテスラの電池契約はどうなっているのだろうか。パナ社の2回に渡る減益予想では電池の原材料高が響いたとしているが、韓国勢と自動車メーカーとの契約は、原材料については時価の変動契約になっており、原材料価格が高騰したとしても利益には響かないようにしている。マスクはパナ社に値引き販売のツケをパナ社に求めたのかもしれない。韓国勢のように変動契約にしなければ、中国がレアメタルの輸出を制限すれば、パナ社は膨大な赤字になり、カンザス州に大型の新工場も建設しており、いくら図体が大きくても潰れる可能性すらある。マスクからカモにされているようだ。
スクロール→
テスラ 販売台数
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販売台数
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前年同月比
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22/1月.
|
40,165
|
62.6
|
22/2月.
|
42,742
|
98.3
|
22/3月.
|
47,953
|
108.0
|
22/4月.
|
48,432
|
86.9
|
22/5月.
|
47,706
|
73.8
|
22/6月.
|
42,757
|
87.0
|
22/7月.
|
42,813
|
36.9
|
22/8月.
|
42,837
|
50.3
|
22/9月.
|
44,576
|
39.6
|
22/10月.
|
43,198
|
38.8
|
22/11月.
|
43,453
|
17.8
|
22/12月.
|
44,923
|
-4.9
|
22年合計
|
522,444
|
48.2
|
23/1月
|
53,875
|
35.4
|