三菱電機は14日、1000億円を投じて熊本県にパワー半導体の工場を建設すると発表した。2026年4月に稼働する。
消費電力の効率化に欠かせないパワー半導体、とりわけ同社が手掛ける炭化ケイ素(=SIC)が素材の半導体は電気自動車向けに需要拡大が見込まれることから、2021~25年度の同分野への投資を約2600億円に倍増する。
この他、約100億円を投資してパワー半導体の後工程の新工場棟を福岡市西区今宿に建設し、同地区内に点在する組立・検査工程を集約する。
設計・開発から生産技術検証までを一貫して行う体制を構築して製品開発力を向上させ、市場ニーズに合わせた製品のタイムリーな量産化を実現するとしている。
現行、各種TFT液晶モジュールを製造している液晶事業統括部がある熊本県菊池市泗水町住吉1576番地一帯にSICパワー半導体の新工場は建設される。
福岡の後工程の新設工場は、パワーデバイス製作所がある福岡市西区今宿東一丁目1番1号一帯に建設される。
以上、