日立製作所はポッポに専念するためか、デジタルを除き日本事業の他は切り捨てにかかって久しい。日立建機も売り飛ばす予定だったようだが、昨年8月、所有株51.5%の株式のうち26%分を伊藤忠商事+JIPに売却し、それまでの連結子会社から持分子会社に変更し、その分売上高や利益が減少している。
ただ、22/3期より23/3期は税前利益が減じており、23/3期は日立建機の売却益580億円が計上されているものの、税前利益の1126億円も1/4しか計上できず、マイナスに作用している。
海外売上高が62.2%と大きいが、その超円安メリットは日立建機の売上高1兆2794億円の3/4が連結から外され(23/3月期は期間損益でそれ以上に計上されている)、超円安メリットと相殺されているようだ。
24/3期は大きく売上高が落ちる予想。日立建機の売上高と利益の3/4が喪失するだけではなさそうだ。円安は続くはずだが、110円台に戻ると予想しているのだろうか。それとも・・・。
院政者と現経営陣はポッポだけ残し他は全部売り飛ばしたらすっきりするだろうに。