トヨタ自動車が1日発表した2023年4~6月期(第1四半期)の連結決算(国際会計基準=IFRS)は、営業利益が前年同期比93.7%増の1兆1209億円だった。半導体の調達改善に伴い販売が増加、円安が利益を押し上げた。2024年3月期の業績予想は据え置いた。
第1四半期の売上高は前年同期比24.2%増の10兆5468億円、純利益は同78%増の1兆3113億円だった。
営業利益の増加要因は、為替差益が1150億円、販売台数の増加と値上げが6000億円だった。一方、資材の高騰は2300億円の押し下げ要因となった。
2024年3月期の営業利益見通しは、前年比10.1%増の3兆円とする従来予想を据え置いた。