22日午後、日経平均株価が取引時間中の史上最高値を更新し、初めて3万9000円を上回りました。これは1989年12月29日の3万8957円44銭を超えるもので、これまでの株価ニュースでの常套句であった「バブル後最高値」ではなく、文字通りの「最高値」となりました。この上昇には、アメリカの世界的半導体企業エヌビディアが発表した決算が市場予想を上回ったことが要因の一つです。

22日の東京株式市場では、日経平均株価が大幅に値上がりし、バブル期の1989年12月29日につけた史上最高値を更新し、3万9000円台に到達しました。この出来事について、経済部の市原将樹デスクによると、これはまさに歴史的な節目であり、失われた30年と呼ばれる長い停滞期において、バブル絶頂期の株価は常に意識されていましたが、到達は難しいとされていました。しかし、この水準が続くことは、日本経済の転換点を示す象徴的な意味があるとも言われています。

株価上昇の要因についてエコノミストからは、アメリカでは主要な株価指数が史上最高値を更新し続けており、国内でも好調な決算を背景に半導体関連銘柄などが株価を押し上げています。また、日銀がマイナス金利政策を解除しても当面は緩和的な金融環境を続ける姿勢を示したことも支えになっています。さらに、34年前に比べて日本市場への影響力を高めている海外投資家が、経済の減速傾向が続く中国から日本に資金を移しているという指摘もあります。

ネットユーザーがコメントとしては「素晴らしいニュースだが。長期的に持続できるか疑問」、「中国バブルがいつはじけるのかもある。株価の動向や日本経済の実力については冷静に見るべき。」との声もある。