https://news.yahoo.co.jp/articles/76d92daf01625f37f882eaf9bfde60287dadb9fa
石木ダムは金子家の家業である。
半世紀前、金子岩三衆院議員によって進められてきた石木ダム計画を、令和の真ん中でまだ掲げ続けている金子家の家業といってもいい石木ダム建設である。
金子家のその執念深さだけは、もはや文化財指定してもいいレベルだ。
佐世保市の人口は減り、水は余り、節水技術も進化し、水道管は老朽化し、
企業の取水量だって右肩下がりのこのご時世である。
それでも長崎県と佐世保市は、古地図のような計画書を抱きしめて離さないでいる。
説明会では“沈黙のアート”を披露する知事

そして極めつけは、川棚の説明会だ。
宮本博司市民委員の質問に答えられない大石知事に会場では失笑さえ起きていた。
あの空気だけで、石木ダム計画の“老朽化”がよくわかるというものである。
質問に答えられないのに計画は進める長崎県と佐世保市。
これがもし民間企業なら、一瞬で株主総会が炎上している。
行政だけは燃え残った昭和式マニュアルで生き延びられるのか。
なんとも不思議な仕組みである。

説明会には次期知事選の顔ぶれも
会場には、
• 宮沢氏(知事選出馬予定)
• 筒井氏(同じく出馬予定)
• 堀江ひとみ県議(共産)
• 牧山大和氏(立憲)
• 大倉聡氏(もったいないよ長崎)
など、多くの政治関係者も参加していた。
皆が熱心に耳を傾けていたが、大石知事、県の説明があの調子では、むしろ疑問や不信感を強めるだけだったのではないか。
ダム推進派が何を守りたいのか、
説明会のあの様子では誰にも伝わらなかった。
守っているのは、
“市民の暮らし”でも“水資源”でもなく、
行政が半世紀前に書いた計画そのもの ではないか。
もはや目的が逆転している。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次