
人事編――県政を決めるのは、政策ではない
県政を動かすのは、条例でも予算でもない。
最初に動くのは、人事である。
平田研知事の初登庁から、県庁内では早くも「次の一手」をめぐる視線が交錯している。
誰が残るのか。誰が動くのか。そして、誰が静かに消えるのか。
県庁という組織は、言葉を使わずに語る。
人事は、その最も正直なメッセージである。
【第三弾】平田研県政が始動する。

人事編――県政を決めるのは、政策ではない
県政を動かすのは、条例でも予算でもない。
最初に動くのは、人事である。
平田研知事の初登庁から、県庁内では早くも「次の一手」をめぐる視線が交錯している。
誰が残るのか。誰が動くのか。そして、誰が静かに消えるのか。
県庁という組織は、言葉を使わずに語る。
人事は、その最も正直なメッセージである。

大石県政を表で支えた裏(浦)副知事。
その存在は、平田県政においても避けて通れない関所である。
続投は「安定」。交代は「転換」。
どちらを選ぶかで、県庁は一瞬で空気を変える。
さらに厄介なのは、名前すら口にされなくなった“重力”が金子原二郎だ。
表舞台を去ってなお、県職員人事から県警人事まで文脈に残り続ける金子の影。
県庁には、こういう言葉がある。「いない人の顔色を見る」。
平田県政が本当に試されるのは、“金子色”を消せるかどうかではない。
金子色を前提にした人事を、終わらせられるかだ。
人事異動の一行一行が、県政の方向を決める。
説明は要らない。配置がすべてを物語る。
拍手よりも、辞令。祝辞よりも、異動表。
平田県政の手腕は、政策集ではなく、人事名簿から始まる。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次