【福岡・飯塚】(株)千鳥屋本家など4社/民事再生申請 業歴395年 倒産要約
福岡に拠点をおく、「(株)千鳥屋本家」など4社が民事再生申請したことが判明した。
負債総額は約22.7億円。
以下要約して表にしました
スクロール→
|
倒産要約版 JC-NET版 |
|||
|
1 |
破綻会社名 |
(株)千鳥屋本家 |
|
|
追 |
2005年9月糟屋郡粕屋町で(有)千鳥屋本家として設立、その後、飯塚市に本店を移転し、2025年2月に株式会社に組織変更した千鳥屋本家の販売部門の会社 |
||
|
2 |
本社地 |
福岡市中央区天神2-9 |
|
|
3 |
本店登記地 |
福岡県飯塚市本町4-21 |
|
|
4 |
代表 |
原田眞理子 |
|
|
5 |
創業 |
1630年=寛永元年/業歴:395年 |
|
|
千鳥屋グループの共通創業年 |
|||
|
6 |
設立 |
2005年9月. |
|
|
7 |
資本金 |
50万円. |
|
|
8 |
業種 |
千鳥饅頭などの菓子販売 |
|
|
9 |
詳細 |
ヨーデルン(旧チロリアン)、丸ボーロ、カステラ、 |
|
|
白露しずく、花千鳥、千鳥サブレ、チョコクランチアルペン |
|||
|
地域や福岡県などにピーク66店舗、現在45店舗 |
|||
|
9 |
売上高 |
2014年3月期、約8億円 |
|
|
2025年3月期、約5.2億円 |
|||
|
10 |
グループ売上高 |
2020年期:約11億円 |
|
|
11 |
関連会社 1/3 |
(株)千鳥屋本家 (飯塚市で設立された会社) |
|
|
本社:飯塚市本町4-21 …製造担当 |
|||
|
資本金:300万円/業種:菓子製造部門 |
|||
|
12 |
関連会社 2/3 |
(株)チロリアン ・・・洋菓子製造 |
|
|
本社:飯塚市本町4-21/設立1985年8月 |
|||
|
資本金:2000万円/業種:菓子原料卸 |
|||
|
13 |
関連会社 3/3 |
(有)一実 (新天町・平尾に店舗) |
|
|
本社:福岡市中央区鳥飼2-3-6 |
|||
|
資本金:300万円/業種:菓子製造販売 |
|||
|
14 |
破綻 |
2025年2月27日.(4社共通) |
|
|
民事再生法の適用申請 |
|||
|
15 |
申請代理人 |
日野孝俊弁護士(日野・田村法律事務所)ほか |
|
|
電話:092-726-3333 |
|||
|
16 |
裁判所 |
福岡地方裁判所 |
|
|
17 |
負債額 |
(株)千鳥屋本家が約7.3億円(販売部門会社) |
|
|
(株)千鳥屋本家が約10.5億円(製造部門会社) |
|||
|
(株)チロリアンが約4.2億円 (洋菓子製造会社) |
|||
|
(有)一実が約0.6億円 (製造販売会社) |
|||
|
4社合計で約22.6億円 |
|||
|
16 |
破綻事由 |
同社の創業は戦国大名の龍造寺氏(肥前守)の家臣だった原田氏が、龍造寺家最後の殿様の政家が隠居したのに伴い、生計を立てるため酒饅頭を作って販売したのが始まり。1630年(寛永7年)からは「松月堂」として、長崎県平戸(オランダ商館)から江戸に至る砂糖街道の佐賀県で南蛮渡来の丸ボーロ、カステラも作っていた。1927年(昭和2年)に産炭地の飯塚市に「千鳥屋」を出店して進出(その後本店に)、炭鉱労働者に土産菓子として受け入れられ大ヒット、1945年に福岡進出、新天町に福岡店を開設し、千鳥屋の黄金時代を築いたのが原田ツユ氏であった。 福岡市では伝説的なツユ氏であったが1995年に亡くなり、遺産相続 (事業/不動産/骨とう品)問題が発生、熾烈な兄弟喧嘩が始まり、旧千鳥屋は福岡・飯塚・東京・大阪の4社に分裂、それぞれ行き来もなくなってしまった。現在はツユ氏の孫の時代だが、孫たちも昔は一緒に遊んでいたものの、親たちの分断により、その後は協力し合うこともなかった。千鳥饅頭の各会社は相互協力体制がないため、宣伝も費用面から限られ、千鳥饅頭は、昔は全国的にも知られ、福岡では1・2位を争う銘菓だったものの、今や10位にも入っておらず、福岡市では若い人たちの間での知名度もなくなっている。今回破綻した千鳥屋本家グループの4社は、ツユ氏の5男が承継した会社で、千鳥饅頭の飯塚本店や(株)チロリアンの事業も承継し、千鳥饅頭系で多くの店舗を展開していた。しかし、知名度がまだあるチロリアンそのものは親族の別の千鳥屋(千鳥饅頭総本舗の先代社長/ドイツの菓子店で修業)が開発していたことから、チロリアンの名称が意匠権問題で使えなくなり、ヨーデルンに商品名を変更、同社の売上高に大きく影響した。 今般の新コロナ事態では、土産菓子でもあり大打撃を受け、新コロナ後も物価高騰により売上高の回復は鈍く、一方で原材料の価格高騰から採算性悪化、新コロナ時にさらに増加した借入負担も重く、資金繰りを悪化させ、今回の事態に至った。 なお、千鳥屋本家グループ4社は、民事再生法の申請であるため、平常通り営業されている。
追1、同社の店舗は飯塚から粕屋・宗像・福岡市などへ展開し、福岡市呉服町を本店とする千鳥饅頭総本舗と競合関係にあった。そのため、チロリアンの名称使用問題も生じたものとみられる。
追2、大阪の千鳥饅頭および福岡の千鳥饅頭総本舗とは原田一族であるものの経営体は異なり、今回の千鳥屋本家との破綻には債権債務の関係はない。(ツユ氏の長男が経営していた東京の千鳥屋総本家は2016年5月に民事再生法を申請、別法人に事業譲渡後法人は消滅している。東京の千鳥饅頭の販売会社は原田一族の会社ではない)。
追3、兄弟喧嘩はロッテにも見られるように骨肉の争いとなるが、結果、客からの信用を損い、再構築に膨大な費用と時間を浪費することになる。ツユ氏の孫の時代、今からでも再度、広告塔、相互に協力できるところは協力する体制づくりが必要ではないだろうか。遅いことはない。
破綻した千鳥屋本家グループを親族会社が支援するという。福岡なのか大阪なのかは不知。 ♪千鳥屋のチロ~リアーン ・千鳥屋はそれぞれ、本格的な和菓子と洋菓子、チョコレート菓子を製造販売している。 |
|





