アイコン 平田知事が、2月の知事選で公約に掲げていた「県北知事室」を佐世保市に開設した。

Posted:[ 2026年4月29日 ]

知事

県の発表によれば、知事が定期的に県北地域を訪れ、現場確認や地域の声を直接聞き、今後の政策形成に活かすことが目的だという。初回は2026年4月27日、県北振興局で看板かけと管内9市町長との意見交換が行われた。
表向きは「県北振興」。
しかし政治的に見れば、これは単なる出先機関の看板替えではない。
大石県政時代、県北振興局大瀬良潤局長は佐世保市政とのパイプ役として期待されていた。とりわけ宮島大典市長にとって、大石県政との近さは大きな政治的資産だったはずだ。3年前の市長選でも、その『県政との太いパイプ』は大きな売り物の一つだった。

 



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大石

だが、頼りの大石県政は1期で幕を閉じた。
県政の看板が変われば、パイプの価値も変わる。
昨日までの人脈が、今日からは重荷になることもある。

LINE

そこへ平田知事の「県北知事室」である。
月2回程度、知事本人が県北に入り、現地視察や意見交換を行うという方針は、佐世保にとって歓迎すべき話である一方、宮島市政にとっては微妙な緊張をはらむ。
なぜなら、県北の声を聞く窓口が、市長を通さず知事に直結するからだ。
「大石県政とのパイプ」を掲げて登場した宮島市長。
その大石県政が終わった今、次に問われるのは、宮島市長自身にどれだけの政治力と実績があるのか、という一点である。
県北知事室は、佐世保浮揚の拠点となるのか。
それとも、宮島市政の影を薄くする『新しい県政の出城』となるのか。
佐世保の政治地図は、静かに塗り替わり始めている。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

 


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