欧州最大の格安航空会社ライアンエアー(本社はアイルランド/ボーイング゜だけで600機運航中)は10日、同社のボーイング737型機の窓が離陸直後に「外れた」ため、離陸地のギリシャのテッサロニキ空港に緊急着陸を余儀なくされた」と発表した。
関係者や搭乗客によると、セルビア人男性客1人の半身が窓から機外へ吸い出される状態になり、シートベルトをまだ装着していたため吸い出されず、隣席の妻も吸い出されるのを阻止していたという。
ライアンエアーは、緊急着陸後、吸い出された状態となり負傷した当該男性客1人に対して、病院での医療措置をとったという。
同社は、原因の詳細は明らかにしていない。それ以上の発表もしていない。
航空機追跡サイト の「フライトレーダー24」によると、ドイツのメミンゲン空港に向かっていた米ボーイング737NG型機が10日朝、テッサロニキ空港に引き返した。
同機は、当窓事故前後、一時2700mも急降下したという。
同データと関係筋によると、同機体が前日の9日夕方にもサラエボに向けて離陸した直後にテッサロニキ空港へ引き返していた。理由は不明。
ライアンエアーは、この事故に関する電子メールでのコメント要請に直ちには回答していない。
ブルームバーグによると、複数のメディアは窓ガラスが割れた後、乗客1人が機外へ吸い出されそうになったと報じた。
また、AFPによると、乗客の話として、「タイヤが破裂したような音」が聞こえ、その後、客室の減圧で乗客が悲鳴を上げ始めたと語った。同乗客は、「乗客1人は頭と肩が窓の外に吸い出されていた」と説明し、「幸いに、その人はシートベルトを外していなかった」と語ったという。
さらにSNSメディア「X(旧ツイッター)」の「Breaking Aviation News & Videos」によると、現地メディア報道や病院関係者の話に基づき、「エンジンから脱落した部品により窓が破損し、61歳のセルビア人男性が「機外へ吸い出されかけたが、妻が体をつかんで引き戻した」と伝えた。
ボーイング737NG型機はCFMインターナショナル (CFM International) 製のエンジンを搭載している。同社はアメリカのGE・アビエーションとフランスのスネクマの合弁事業会社
以上、ロイター通信参照
ボーイングでは2024年1月、オレゴン州ポートランドからカリフォルニア州オンタリオへ向かっていた米アラスカ航空「「737MAX9」型機の非常用ドアパネルが落下する事故があった。
ネジの問題であり、同型機の検査にあたった別の航空会社も、飛行機本体に取り付けられたパネルを締めるネジが完全に締め付けられた状態ではなかったと申告していた。
これを受け、米連邦航空局(FAA)は2024年1月6日、「アメリカの航空会社が所有する、あるいはアメリカ国内に駐機しているボーイング737MAX9を一時的に運航停止にする」と指示した。ネジの締め具合確認は、米国で飛行する171機が対象となった。
落下した「ドアプラグ」は重さ27キロで、非常口を塞ぐために使用されていた。
この非常口はもともと機体に組み込まれているものだが、運航に必要な非常口の数は座席数によって異なる。
アラスカ航空などが運航する座席数が少ない機体の場合、四つのメインドアと主翼の上にある四つの小さな非常口を確保できていれば運航できる。
以上、
ボーイングのMAX8問題、
2018年10月のインドネシア「ライオン・エア610便墜落事故」
墜落したのは「ボーイング737MAX-8」型機で搭乗189人全員が死亡した。当時、問題はパイロットの技術上の問題として片づけられた。その結果、同型機の運航は続けられ、
2019年3月にエチオピア航空302便が墜落、157人全員が死亡した。それでも同機の問題をボーイング社は明らかにせず、世界中の航空会社が同型機の運航を停止した。
米政府が同社に特別調査を行った。
同型機は飛行許可=商業製造許可である形式認証取得当時から問題を抱えていたことが発覚、同社と審査担当の米政府運輸局との癒着も明らかになっていた。
同社は同型機の飛行も製造も中止に追い込まれた。2つの事故に対する損害賠償のほか、運航停止に至った運航中の航空会社や納品待ちの航空会社に対して、莫大な損害賠償に支払うことになった。
同社は目先の問題ばかりを処理した結果、協力会社も含め、品質に関する体質を変えられず、2024年1月には非常用ドア脱却、緊急着陸問題を発生させていた。原因は、ネジの締め忘れ、脱却であり、こうしたネジ問題はほかの航空会社の同型機の緊急検査での外装パネルのボルト緩み問題も発生していた。
★今回と同様な事件が過去発生★
ロイターによると、2018年4月にも別のボーイング737 NGでも同様の事件が発生していた。サウスウエスト航空(米国)のボーイング737 NG型機が飛行中、エンジンに装着されていたファンブレードが破損し、窓を直撃して窓ガラスが割れ、乗客が死亡した。破損した窓そばの乗客は吸い出されそうになったが、他の乗客が阻止した。しかし、その後乗客の死亡が確認された。破損したブレードなどの直撃を受け死亡したのか、吸い出される際の衝撃で死亡したのかは不明となっていた。
