さいたま市見沼区のベーカリー「魔女のコッペンパ」を運営していたディボーネクラフト(株)の破産について、負債額や事業継続を断念するまでの経緯が明らかになった。
負債総額は約6000万円。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などの影響で業績が低迷したほか、従業員の退職によって従来通りの品質で商品を提供することも難しくなり、事業継続を断念した。
JC-NETでは9月1日、「【埼玉】ディボーネクラフト(株)/破産手続き開始決定 「魔女のコッペパン」など展開」として同社の破産を報じていた。
ディボーネクラフトの負債は約6000万円
ディボーネクラフト(株)は2026年8月20日、さいたま地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
今回、負債総額が約6000万円であることが判明した。
同社は2015年に創業し、パンや菓子、加工食品などの製造販売を展開。農業関連業務で培った経験やネットワークを生かし、埼玉県産の果物や野菜を使ったジャム、ペーストなどの商品開発にも取り組んでいた。
「魔女のコッペパン」から「魔女のコッペンパ」へ
ベーカリー事業は2015年、さいたま市浦和区でコッペパン専門店「魔女のコッペパン」としてスタートした。
埼玉県産の小麦など地域の農産物を活用したパンづくりを展開し、その後、より幅広い種類のパンを提供するため2019年にさいたま市見沼区へ移転。店舗名を「魔女のコッペンパ」として営業していた。
見沼区の店舗ではコッペパンだけでなく、食パンや菓子パン、焼き菓子なども取り扱い、地域農産物を使った商品開発を進めていた。
コロナ禍で業績低迷、従業員退職も重なる
一方、経営環境は新型コロナウイルス感染拡大を機に厳しさを増した。
外出自粛などによる来店客への影響から業績が低迷。店舗型のベーカリー事業にとって厳しい状況が続いた。
さらに従業員の退職も重なり、それまでと同じ品質の商品を安定的に提供することが難しくなった。
業績回復が進まないなか、人員面でも事業運営に支障が生じ、最終的に事業継続を断念。今回の破産手続き開始決定に至った。
地元農産物を活用した商品開発も
同社は地産地消を意識した商品開発にも取り組んでいた。
2022年には武蔵野銀行、日本薬科大学と連携し、さいたま市産小麦を使用した焼き菓子を共同開発。「魔女レーヌ」や「黒猫魔フィン」などを商品化した。
県産の果物や野菜を使用したジャム、ペーストなども製造・販売しており、地域農業とのつながりを生かした商品づくりを特徴としていた。
ディボーネクラフトの会社概要
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法人名 |
ディボーネクラフト株式会社 |
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法人番号 |
1030001106643 |
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本店所在地 |
埼玉県川口市大字安行領根岸 |
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創業 |
2015年 |
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主要事業 |
パン・菓子・加工食品などの製造販売 |
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店舗 |
魔女のコッペンパ |
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負債 |
約6000万円 |
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破産開始決定 |
2026年8月20日 |