茨城県かすみがうら市の水産加工会社(株)島田商店が、2026年8月31日、水戸地裁土浦支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1962年(昭和37年)創業。霞ヶ浦で水揚げされるワカサギやシラウオ、エビなどを使った佃煮、煮干し、甘露煮、魚惣菜などの製造を長年手掛けてきた食品メーカーで、茨城県水産製品品評会では農林水産大臣賞を複数回受賞していた。
創業1962年、霞ヶ浦の水産物を加工
島田商店は1962年創業、1984年7月に法人化された。公式サイトによると資本金は1000万円、従業員数は20名。
主力事業は水産食料品の製造で、霞ヶ浦産の小魚をはじめとする水産物を使い、佃煮、煮干し、甘露煮などを製造していた。
同社公式サイトには、霞ヶ浦産のワカサギを使用した「かすみがうら産わかさぎかりんとう」や「旨煮シリーズ」などが同社の商品として掲載されている。
また、佃煮や甘露煮だけでなく、おせち商材や業務用魚惣菜などのOEM(相手先ブランドによる受託製造)にも対応していた。
農林水産大臣賞を複数回受賞
同社は水産加工品の開発や品質向上にも取り組み、茨城県水産製品品評会で複数の受賞歴を持つ。
1995年度には「鬼がら焼き」が農林水産大臣賞を受賞。2012年度には「旨煮シリーズ」がテーマ賞、2015年度には「かすみがうら産わかさぎかりんとう」がテーマ賞を受賞した。
さらに2018年度には「霞ヶ浦産わかさぎ柔らか煮」が農林水産大臣賞を受賞。かすみがうら市も当時、市長への受賞報告を公式ホームページで紹介している。
衛生管理面では2007年度に食品衛生優良施設として表彰され、2018年には「いばらきHACCP」の承認も受けていた。
国の認定を受け霞ヶ浦の地域資源を商品化
2013年10月には、農林水産省・経済産業省の「地域産業資源活用事業計画」の認定を受けた。
認定事業では、霞ヶ浦の鯉やワカサギ、シラウオ、テナガエビなどの水産物に、レンコンやダイコン、ゴボウなど地域の農産物を組み合わせた惣菜商品の開発・販売を計画。霞ヶ浦地域を前面に打ち出した商品展開に取り組んでいた。
同社工場は敷地面積約3300平方メートル、工場約600平方メートルで、蒸気釜やレトルト釜、真空機、乾燥設備などを備え、水産加工品の自社製造とOEM製造に対応していた。
島田商店が破産手続き開始決定
同社は2026年8月31日、水戸地裁土浦支部から破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人には祐川直己弁護士が選任され、債権届出期間は2026年9月30日まで。財産状況報告集会などは同年12月3日に予定されている。
事件番号は令和8年(フ)第245号。
なお、現時点で負債総額や具体的な破綻原因、事業停止時期について確認できる公開情報は見当たらない。売上減少や原材料価格高騰などを破綻原因とする情報も確認できておらず、詳細は今後明らかになる可能性がある。
(株)島田商店の会社概要
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法人名 |
株式会社島田商店 |
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所在地 |
茨城県かすみがうら市牛渡 |
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法人番号 |
3050001010148 |
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創業 |
1962年(昭和37年) |
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法人化 |
1984年7月 |
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資本金 |
1000万円 |
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従業員数 |
20名(公式サイト掲載値) |
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業種 |
水産食料品製造業 |
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主要事業 |
佃煮、煮干し、甘露煮、魚惣菜などの製造、OEM製造 |
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破産手続き |
2026年8月31日、水戸地裁土浦支部が開始決定 |
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負債 |
確認できず |