大阪市北区のアクセサリー販売会社、(株)チャンス・ツーが、2026年10月2日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は約6億円。
同社は女性向けアクセサリーブランド「guilty(ギルティ)」などを展開し、全国の主要駅に隣接する商業施設を中心に店舗網を拡大。最盛期には直営・フランチャイズを合わせて20店舗以上を構え、2009年3月期には売上高約22億円を計上していた。
しかし、その後は不採算店舗の撤退が進み、コロナ禍による販売環境の悪化も重なって業績が低迷。2026年3月期の売上高は約4億円まで縮小していた。破産前には不採算の1店舗を除く5店舗を他社へ事業譲渡しており、譲渡された店舗は営業を継続している。
「guilty」「Jemica」など展開 駅ビル中心に20店舗超へ拡大
チャンス・ツーは1996年設立。主に25~35歳の女性を対象とするアクセサリーや服飾雑貨の企画・販売を手掛け、駅ビルやショッピングセンターへの出店を進めてきた。
主力ブランドの「guilty」のほか、「Jemica(ジェミカ)」「LiLiy(リリィ)」「Little drawers(リトルドロワーズ)」「Planet blue」など、複数のブランドを展開。過去には大阪のHEP FIVEやルクア大阪、東京のルミネエスト新宿、神奈川県の横須賀MORE'Sなどにも出店していた。
旧公式サイトの出店履歴によると、2018年9月には横須賀MORE'Sの「guilty」を「Little drawers」へリニューアル。2019年3月にはルクア大阪に「Jemica」を出店し、同年6月にはHEP FIVEの「guilty」を「LiLiy」へ転換するなど、ブランドの再編も進めていた。
こうした積極的な店舗展開により、2009年3月期には売上高約22億円を計上した。
2022年3月期に約1.57億円の債務超過 決算公告で赤字を確認
経営面では、店舗網の拡大後に不採算店舗の整理が進み、売上高が減少。さらに新型コロナウイルスの感染拡大によって来店需要が落ち込み、業績の悪化が続いていた。
2022年7月25日付で公表された第26期決算公告によると、2022年3月期の当期純損失は約8,100万円、純資産はマイナス約1億5,700万円となっていた。
同決算期の総資産は約4億3,100万円、負債合計は約5億8,800万円。すでに大幅な債務超過に陥っていたことが財務資料から確認できる。
その後も業績の立て直しは進まず、2026年3月期の売上高は約4億円まで減少。2009年3月期の約22億円と比較すると、売上規模は約18億円、率にして約82%縮小したことになる。
店舗拡大期に膨らんだ金融債務も資金繰りの重荷となり、事業継続が困難になった。
破産前に5店舗を他社へ譲渡 譲渡先で営業継続
同社は法的整理に先立ち、不採算となっていた1店舗を除く5店舗を他社へ事業譲渡していた。譲渡された5店舗については、現在も営業を続けているとされる。
ただし、譲渡先の法人名、譲渡実行日、譲渡額、対象となった5店舗の具体的な店名は確認できていない。
過去の公式サイトには多数のブランドや店舗情報が残されているが、これらが今回譲渡された5店舗と一致するかは不明。現在営業している店舗についても、破産したチャンス・ツーが引き続き運営していることを意味するものではない。
今回の破産手続きは令和8年(フ)第5373号。なお、破産時の負債総額は約6億円とされるが、2022年3月期の決算公告に記載された負債合計とは基準時点が異なる。
チャンス・ツーの会社概要
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法人名 |
株式会社チャンス・ツー |
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所在地 |
大阪府大阪市北区 |
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設立 |
1996年 |
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資本金 |
5,000万円(2022年3月期決算公告) |
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事業内容 |
女性向けアクセサリー・服飾雑貨の企画販売、店舗運営 |
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過去の展開ブランド |
guilty、Jemica、LiLiy、Little drawers、Planet blueなど |
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ピーク売上高 |
約22億円(2009年3月期) |
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直近売上高 |
約4億円(2026年3月期) |
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2022年3月期純損失 |
約8,100万円 |
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2022年3月期純資産 |
マイナス約1億5,700万円 |
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負債総額 |
約6億円(破産報道時点) |
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破産手続開始決定 |
2026年10月2日・大阪地裁 |
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事件番号 |
令和8年(フ)第5373号 |
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法人番号 |
8140001025594 |