鉄骨建築用の工作図や原寸図を手掛ける(株)H.I.クラフト(北九州市小倉南区)が、9月25日に福岡地裁小倉支部から破産手続開始決定を受けた。
同社は鉄骨建築に用いられる一般図、工作図、原寸図などの作成を専門とし、公式サイトには東京ミッドタウン、JR博多シティ、JPタワーなど大型建築物での作図実績を掲げていた。
【福岡】H.I.クラフトが破産 東京ミッドタウンやJR博多シティの鉄骨工作図・原寸を手掛ける鉄骨建築用の工作図や原寸図を手掛ける(株)H.I.クラフト(北九州市小倉南区)が、9月25日に福岡地裁小倉支部から破産手続開始決定を受けた。
同社は鉄骨建築に用いられる一般図、工作図、原寸図などの作成を専門とし、公式サイトには東京ミッドタウン、JR博多シティ、JPタワーなど大型建築物での作図実績を掲げていた。
H.I.クラフトが主力としていたのは、ビルや工場、倉庫などの鉄骨建築で使用する図面の作成。
建物全体の設計図をもとに、鉄骨部材のサイズや断面、接合部分などを詳細に落とし込む一般図、工作図、原寸図を作成し、3D/CADなどを活用して鉄骨ファブリケーターの設計業務を支援していた。
2000年11月に「堀原図」として個人で事業を開始。2015年6月にH.I.クラフトとして法人化した。資本金は150万円、公式会社概要では社員5人としていた。
公式サイトに掲載された実績では、JR博多シティで原寸、東京ミッドタウンで工作図を担当。このほか東京国際空港東旅客ターミナル、汐留シオサイト、JPタワー、新宿グランドタワー、東京駅日本橋口ビルなどで原寸を手掛けたとしている。
地元九州でも北九州メディアドーム、福岡市立美術館、北九州市立大学、イオン福津などの実績があり、北九州空港の飛行整備用格納庫やTOTO小倉第二工場新E棟では工作図・原寸を担当していた。
これらはH.I.クラフトが建築工事そのものを施工した実績ではなく、鉄骨建築に必要となる工作図・原寸図などの作図業務で関わったもの。
| 法人名 | 株式会社H.I.クラフト |
|---|---|
| 所在地 | 北九州市小倉南区 |
| 法人番号 | 1290801021660 |
| 創業 | 2000年11月(個人創業) |
| 法人化 | 2015年6月 |
| 資本金 | 150万円 |
| 事業 | 鋼構造物の工作図・原寸図、設計FAB関連作業 |
| 手続き | 2026年9月25日、福岡地裁小倉支部が破産手続開始決定 |
同社の公式サイトは現在も確認できるが、破産開始決定後の事業継続や、作図業務の他社への承継などは確認できていない。
また、現時点では負債額、直近の売上高、破産に至った詳しい経緯は確認できていない。