【宮城】東和プロネッツが破産申請 東北4県に営業拠点、東北大と非常用蓄電システムも開発
POSレジやLED表示機、防犯設備などを扱う東和プロネッツ(株)(仙台市)が事業を停止し、仙台地裁へ破産を申請した。
同社はレジスター販売会社として成長した後、LED看板、デジタルサイネージ、防犯システム、太陽光発電、店舗リフォームへと事業領域を拡大。かつては仙台本社に加えて青森、盛岡、山形、郡山にも営業拠点を構え、東北一円で店舗設備や看板関連事業を展開していた。
「東和レジスター仙台販売」から事業を多角化
東和プロネッツは1989年10月設立。旧商号は東和レジスター仙台販売(株)で、電子レジスターやPOSシステムなど店舗向け機器の販売を主力としてきた。
その後はLED表示システムやデジタルサイネージ、防犯カメラなどのセキュリティ機器へ取扱商品を拡大。太陽光発電システムや店舗リフォームにも進出し、2016年に現在の東和プロネッツへ商号を変更した。
店舗機器を販売するだけでなく、設置、メンテナンス、内装工事まで一体で対応する体制を構築。宮城県知事の建設業許可を取得し、建築一式工事、内装仕上工事も手がけていた。
青森・盛岡・山形・郡山にも営業拠点
過去の会社案内では、仙台本社のほか青森営業所、盛岡市の北部営業所、山形市の西部営業所、郡山市の南部支社を展開していた。
本社には営業部門のほか太陽光・リフォーム事業部やサービスセンターを置き、当時の社員数は48人。東北各県を営業・施工エリアとして、LED看板、店舗設備、太陽光発電などの案件を取り込んでいた。
一方、直近の公的法人情報では社会保険被保険者数は17人。過去の会社案内と単純比較はできないものの、営業拠点を広げていた時期から事業規模が縮小していたことがうかがえる。
東北大学と非常用蓄電システムも開発
レジスターやLED事業からの多角化を象徴するのが、再生可能エネルギー・蓄電分野への進出だった。
東北大学未来科学技術共同研究センターや県内企業と共同で、独立型太陽光発電・蓄電システム「WONDER POWER STATION」を開発し、2018年10月に発売した。
東日本大震災で、非常用発電設備を持たない小規模医療機関が停電によって診療できなくなった経験を踏まえて開発されたシステムで、安全性と長寿命を特徴とするリチウムイオン電池を搭載。同社は製品の総販売元を務め、仙台市医師会の協力による実証実験にも関わっていた。
従来の店舗設備販売から、BCPやエネルギー分野へ新たな収益源を求めていたことが分かる。
市場縮小のなか事業継続を断念
レジスターを主力としていた時代から、LED、防犯、太陽光、リフォームなど新分野へ事業を広げた一方、店舗設備を取り巻く市場環境の変化もあり、事業規模は縮小していった。
入力された最新情報では、同社は2026年10月5日までに事業を停止し、仙台地裁へ破産を申請したとされる。
法人番号は6370001009452。資本金は2500万円。
売上高や負債額について複数の数値が伝えられているが、現時点で公開一次資料から再確認できていない。また、事業停止に至った直接的な経緯についても独立した確認が取れていない。
| 法人名 | 東和プロネッツ(株) |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県仙台市 |
| 法人番号 | 6370001009452 |
| 設立 | 1989年10月 |
| 旧商号 | 東和レジスター仙台販売(株) |
| 主な事業 | POS・レジスター、LED表示機、防犯設備、太陽光発電、店舗リフォームなど |
| 手続き | 仙台地裁へ破産申請 |
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