秋田県能代市で結婚式場・宴会場「プラザ都」を運営していた(株)都亭と、同市の合名会社かめやが、10月5日に秋田地裁から破産手続開始決定を受けた。
両社は代表者を同じくする法人で、同日に破産手続開始決定を受けた。破産管財人には大庭秀俊弁護士が選任されている。事件番号は令和8年(フ)第71号・第72号。債権届出期間は11月9日まで、財産状況報告集会などの期日は2027年1月13日午前11時30分となっている。
都亭は10月5日までに事業を停止し、破産手続きの準備に入っていた。負債額は都亭について約2億円とされているが、合名会社かめやの負債額は確認できていない。
創業130年の老舗、年商7億円台から2億7900万円に縮小
都亭は1896年に創業し、1952年4月に法人設立した老舗企業。小料理店「鯉茶屋 都亭」を起点に事業を広げ、1974年には宴会場・ホテル「プラザ都」を開業した。
1983年の日本海中部地震による建物被害を経て、ホテルとして使用していたフロアを大型宴会場に改修。結婚披露宴や企業の会合、各種宴会、仕出し料理の提供など、能代地域の冠婚葬祭・飲食需要に対応してきた。
平成初期には年商7億円台を計上していたが、地域人口の減少などによって宴会需要が縮小し、2019年7月期の売上高は2億7900万円まで減少。その後も新型コロナウイルス感染拡大に伴う宴会・婚礼需要の落ち込みが経営を圧迫した。
都亭は経営改善にも取り組み、2025年には顧客管理や予約管理のデジタル化などを盛り込んだDX戦略を公表。2026年3月1日には経済産業省のDX認定制度で認定を受けていた。しかし、資金繰りの改善には至らず、事業継続を断念した。
合名会社かめやも同日破産開始決定
同時に破産開始決定を受けた合名会社かめやは、秋田県能代市柳町に本店を置く法人。法人番号は9410003001796で、都亭とは別の法人として登記されている。
両社は代表者が共通しているものの、合名会社かめやの具体的な事業内容や都亭との取引関係、資本関係、個別の負債額については確認できていない。
女流本因坊戦の前夜祭も会場変更 地域行事に影響
都亭の事業停止は、能代市で開催される地域行事にも影響している。
10月25日に開催される第45期女流本因坊戦能代市対局に伴う関連行事は、プラザ都が事業を停止したことから会場が変更された。
10月24日午後6時からの前夜祭は「割烹松風庵」で開催され、25日の大盤解説会は能代市役所大会議室で開催される予定。対局自体は予定通り旧料亭金勇で実施される。
創業130年を迎えた老舗の事業停止と破産開始決定は、宴会・婚礼需要だけでなく、地域行事を支えてきた大型宴会施設の喪失という側面も持つ。
会社概要
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法人名 |
株式会社都亭 |
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所在地 |
秋田県能代市 |
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法人番号 |
1410001007282 |
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創業 |
1896年 |
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設立 |
1952年4月 |
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主な事業 |
宴会・結婚式場「プラザ都」、飲食、仕出し |
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売上高 |
2019年7月期・2億7900万円 |
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負債額 |
約2億円 |
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法的手続 |
2026年10月5日・秋田地裁、破産手続開始決定 |
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法人名 |
合名会社かめや |
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所在地 |
秋田県能代市 |
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法人番号 |
9410003001796 |
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法的手続 |
2026年10月5日・秋田地裁、破産手続開始決定 |
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