静岡県三島市の老舗印刷会社、(株)東海印刷の破産について、負債総額が約1億8,600万円に上ることが新たに報じられた。同社は2026年3月19日に事業を停止しており、その後、9月7日に静岡地裁沼津支部から破産手続き開始決定を受けていた。
同社の破産はJC-NETが9月16日に既報。当時は負債額や事業停止時期が明らかになっていなかったが、10月10日付の印刷業界専門誌の報道で判明した。
【倒産企業続報・静岡】東海印刷の負債約1.86億円が判明 3月に事業停止、紙媒体需要の低迷や資材高が経営圧迫静岡県三島市の老舗印刷会社、(株)東海印刷の破産について、負債総額が約1億8,600万円に上ることが新たに報じられた。同社は2026年3月19日に事業を停止しており、その後、9月7日に静岡地裁沼津支部から破産手続き開始決定を受けていた。
同社の破産はJC-NETが9月16日に既報。当時は負債額や事業停止時期が明らかになっていなかったが、10月10日付の印刷業界専門誌の報道で判明した。
東海印刷は1953年創業、1964年に法人化した印刷業者。地元企業の販促物から官公庁の広報紙、各種業務用帳票まで幅広い印刷需要に対応し、制作・製版から印刷、製本まで一貫した業務体制を構築していた。
しかし、近年はインターネットの普及や業務のデジタル化によって紙媒体の印刷需要が変化。同業者との受注競争も続く中、売上高が減少していたとされる。
さらに、用紙やインキなどの印刷資材価格の上昇も収益を圧迫。10月10日付の印刷業界専門誌「ニュープリネット」は、受注環境の悪化と資材高などが重なり、業績回復に至らなかったことを経営破綻の背景として報じている。
同社が公表した2024年度の環境経営レポートでは、2023年10月から2024年9月までの売上高は2億700万円、従業員数は21人。三島市内に本社・工場と物流センターを設け、パンフレット、チラシ、封筒、伝票、出版物、包装紙など多様な印刷物を製造していた。
環境配慮型のベジタブルインキや小ロット向けのオンデマンド印刷も取り入れ、従来の印刷業務に加えて生産効率の向上にも取り組んでいた。
公共分野では、三島市や周辺自治体の広報物などを扱い、2026年3月5日には三島市発注の広報紙や健診関連印刷物などの入札に参加した記録が残る。
その約2週間後となる3月19日に事業を停止。9月7日の破産手続き開始決定に至った。
なお、2024年度以降の具体的な売上高や損益の推移については確認できていない。
| 法人名 | 株式会社東海印刷 |
|---|---|
| 法人番号 | 2080101005979 |
| 所在地 | 静岡県三島市 |
| 創業 | 1953年1月 |
| 法人化 | 1964年 |
| 資本金 | 1,000万円(2024年度資料) |
| 主要事業 | 商業印刷、帳票印刷、出版物・広報紙などの印刷・製本 |
| 売上高 | 2億700万円(2024年度) |
| 従業員数 | 21人(2024年度資料) |
| 事業停止 | 2026年3月19日(業界専門誌報道) |
| 破産手続開始決定 | 2026年9月7日(静岡地裁沼津支部) |
| 負債総額 | 約1億8,600万円(業界専門誌報道) |