【静岡】創立36年のメガネのアントが破産 高齢者・福祉施設向け訪問販売、静岡・新潟に拠点
静岡市葵区の眼鏡・補聴器販売会社「(株)メガネのアント」が、2026年10月2日に静岡地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は確認できていない。
同社は1990年7月創立。高齢者や外出が難しい利用者の自宅、福祉施設などを訪問し、眼鏡の販売・加工や補聴器の販売を行ってきた企業で、静岡市と新潟県長岡市に拠点を案内していた。
1990年創立、眼鏡・補聴器の訪問販売を展開
メガネのアントは1990年7月6日創立。眼鏡フレームやレンズ、サングラスなどの販売・加工をはじめ、眼鏡関連小物、補聴器と関連消耗品の販売を手掛けていた。
事業の特徴は、自宅や福祉施設などを訪問して商品を提供する出張販売にある。
同社の公式サイトでは、店舗まで出向くことが難しい高齢者などを対象に、利用者の自宅や介護施設などに訪問して眼鏡を製作するサービスを紹介していた。
眼鏡や補聴器は日常生活の利便性に直接関係する商品で、店舗への移動が難しい利用者の需要に対応する事業を展開していた。
静岡県内から新潟県長岡市まで営業エリアを案内
同社は公式サイトで静岡店と新潟県長岡店の2拠点を案内していた。
静岡店の営業対象地域には、静岡市を中心に焼津市、藤枝市、島田市、牧之原市、御前崎市、浜松市などを掲載。長岡店では長岡市、魚沼市、小千谷市、三条市、燕市、十日町市、南魚沼市などを案内していた。
静岡県内にとどまらず、新潟県中越地方にも訪問販売の営業基盤を広げていたことになる。
ただし、こうした営業エリアは公式サイトに残る過去の案内情報であり、2026年10月の破産開始決定時点で全地域への訪問販売を継続していたかは確認できていない。
眼鏡メーカーや福祉施設との取引情報も
同社の会社案内では、眼鏡関連の主な仕入先としてシャルマン、セイコーアイウェア、HOYAなどを掲載。補聴器関連ではパナソニック補聴器などの名前も挙げていた。
また、主な販売先として静鉄グループ、JA静岡経済連、新潟県学校生活協同組合、介護福祉施設などを紹介していた。
公式会社案内に掲載された資本金は1,000万円、従業員数は10人。ただし、いずれも掲載時点の情報であり、経営破綻直前の従業員数や取引規模を示すものではない。
10月2日に破産開始決定、訪問販売の現在の状況は不明
メガネのアントは2026年10月2日に静岡地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第573号。
官報では、現在の本店所在地を静岡市葵区牧ケ谷、旧本店所在地を同区千代としている。同社公式サイトの会社案内には旧本店所在地が残っているため、掲載情報の時点には注意が必要となる。
同社の直近の売上高や負債総額、経営が悪化した具体的な原因は確認できていない。
また、静岡店と長岡店について、営業終了日や現在の訪問販売サービスの運営主体、別法人への事業承継なども明らかになっていない。
公式サイトには問い合わせや予約案内が残っているが、これらのページが存在することだけでは営業継続を確認できない。
会社概要
| 法人名 | 株式会社メガネのアント |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県静岡市葵区 |
| 法人番号 | 5080001005234 |
| 創立 | 1990年7月6日 |
| 資本金 | 1,000万円(公式会社案内) |
| 主要事業 | 眼鏡の販売・加工、補聴器販売、出張販売 |
| 案内されていた拠点 | 静岡店(静岡市)、長岡店(新潟県長岡市) |
| 従業員数 | 10人(公式会社案内掲載時点) |
| 破産開始決定 | 2026年10月2日・静岡地裁 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第573号 |
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