アイコン 生き残った長谷工(4)

サウスオールシティの完成予想図サウスオールシティの開発を見る

堺市西区鳳南町に展開する791戸の「サウスオールシティ」という再開発地がある。全体は「堺鳳駅南地域まちづくり構想」地として約137千㎡。東地区には商業スペースで大型商業施設が建つ、西地区は住宅街区で約33千㎡。その敷地に3棟「ライトウイング」「レフトウイング」が09年3月竣工、「フロントウイング」が 2010年3月竣工予定で建設が進められている総戸数791戸の大型案件である。

長谷工は、当物件の企画・建設・販売代理を担当する事業で、当初売主に名を連ねたのは、
長谷工はじめ近藤産業、名鉄不動産、ニチモ、アゼル、平和不動産、アーバネックス(大阪ガス子会社)の7社であった。
ところが7社のうち既に近藤産業・ニチモ・アゼルの3社が経営破綻。
現在では当事業を破綻した3社を除き4社で継続されている。名鉄や平和不動産・大阪ガス子会社という
優良企業が参加しているから継続できたが、大規模開発には常にこういうリスクが付きまとう。
財閥系は独自に大型開発を構え、長谷工などは新興デベロッパーや中堅不動産会社と組まざるを得ないのである。

※写真はサウスオールシティの完成予想図
 

[ 2009年4月17日 ]
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