アイコン 高松組(福岡市)事業停止、次は!(1)

 福岡のゼネコン大手の高松組が事業停止したことで、福岡では次なるゼネコンの噂が耐えないと伝えられている。以下、業界関係者の話として伝える。
 
(1)高松組の事業停止の真相
高松さんはデベロッパーから15億円で受注した物件を2月完成させたが、受注先のデベロッパーは、売却予定先のファンドが潰れたことから、完成しても高松組に支払いされていなかった。しかしデベロッパーは高松さんに対して抵当権設定の承諾書を提出していたと聞いている。その承諾書で高松さんは、15日決済用の2億円の融資を福銀から受けられると思ったようだが、福銀がその承諾書での貸付を断った。そのため金曜日(15日)朝から高松さんが社員を現場から全部引き上げさせたようだ。そこでびっくりした銀行は同日朝福銀・西銀の両メイン銀行が高松さんに行き3者会談が行われようだ。そこで銀行は高松さんに「別の人間を立てでも事業を継続するように」と申し入れたようだが、福銀の対応にヤル気をなくした高松さんは「うん」と言わなかったみたいだ。
 
以上、真意のほどは不明だが、事業停止の経過である。福銀にしてみれば、これまで無担保の融資が多くなっており、これ以上債権を大きくしたくないというのが本音だったようだ。
その一方で、松本組は高松さんに支援を申し入れをしたということも伝えられている。建設協力会の松本会長と高松副会長という間柄でもあり、松本組は高松組に対して建設保証もしている。高松社長が、自己破産に傾いている考えを民事再生に切り替え、松本組がスポンサーになれば再生の道は開けるのだと地元関係者は述べている。
続く
[ 2009年5月19日 ]
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