アイコン 高松組(福岡市)事業停止、次は!(6)

3代目の限界
 2・3代目社長はよくボンボンといわれ、攻めは強いが打たれは弱い。オーナー社長は山あり谷ありを乗り越えて会社が存在する。
高松組の社長は44歳の若さで社長となり、福岡県建設協力会の副会長にも就任していたといわれている。しかし、業界をリードしていく立場ながら、他社から顰蹙(ひんしゅく)を買うほどの安値攻勢で仕事を取りまくっていたとも伝えられ、それでも協力業者は付いてきた。今回も金融機関が「社長が会社を辞めたいなら、代わりの者を代表にするよう」薦めたとされる。しかし社長は決して首を縦には振らず、社員と共に共死にする方法を選んでいるとされる。
こうした高松組の社長の動きに対して、業界のリーダーとして社員や協力業者のためにも民事再生により再建すべきだと関係者は述べている。
 
○支援拒絶か
事業停止の同社の動きに対して、急遽支援要請が福岡県協力会の会長である松本組から支援の打診がなされたとされる。しかし、同社代表はその支援も受けず、取引銀行の態度にヤル気をなくし、事業を停止したとも伝えられている。
もしそれが事実ならば、人の上に立つ資格のない、自分のことしか考えないボンボンの大ばか者。
民事再生なら、協力業者も傷つきながらも今後も取引は続けてくれようが、このままでは最悪の事態に陥る。同社は多くの仕事を受注しており、今は殆どの協力会社が民事再生による再建を祈っているとも伝えられている。高松組の代表も会社が社長個人のものではなく、社員もいれば協力業者もいる公器であることを再認識して、同法による再建を目指してもらいたい、その後代表から降りても誰も文句は言わないだろうと関係者は述べている。
続く
[ 2009年5月22日 ]
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