アイコン 厚労省局長逮捕

大阪地検特捜部は郵便不正事件で6月14日、障害者団体「凜(りん)の会」(解散)に対し、障害者団体と認める偽の証明書を作成した疑いで、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕した。村木局長は、当時このような不正DMに使用されるとは及びもつかず、また議員から頼まれたから記憶にないほど適当に処理したのであろう。当事件は不正DM事件であり、新生企業だけではなく、新生を真似て全国で不正されており、全国で不正発送されたのは1億5千万通以上ともいわれている。その不正差額金を西川日本郵政は何故徴収しないのか、そちらの方が問題である。不正DMを送ったところが真昼間から堂々とコマーシャルしているのも事実である。
 

コメント
 村木容疑者が、こうした事件を主導したとはチョット考えられず、政治家からの圧力があったと思われる。今回の大阪特捜が何を目指そうとしているのか皆目見当が付かない。事件は120円を8円でDMを送っていた偽装障害者団体の不正DM事件である。

白山会・凛の会、新生企業・ウイルコ
民主党の牧義夫衆院議員(51)=愛知4区民主党議員(献金)
ベスト電器・博報堂等の担当者逮捕
郵便局(日本郵政)関係者逮捕
厚労省局長逮捕

当事件は官僚一匹捕まえたとして終了するわけでもなさそうだが、小沢氏を民主党首から引きずり降ろした秘書官逮捕事件以来、特捜の動きが政治の観点から見られるようになった。
西松建設絡みでは二階大臣関係が小沢前党首関係よりデタラメさが光ったが、東京特捜に追求されず、他にも西松建設からデタラメ献金を受けた議員も多く、マスコミに指摘されながら立件もされず音沙汰もなくなった。そうしたことから特捜にバランス感覚がなくなった見方もある。キャノン事件も田舎の猿芝居で終わった感がある。
小沢前党首関係では政権交代でもあれば検察への介入が必至と見られており、今回の郵便法違反事件では特捜も及び腰のようでもある。特捜は早くから民主党議員の関与が指摘されながら小物であり挙げようとしないのか、外堀埋めで挙げるタイミングを見計らっているのか動きが見えない。しかし、政局絡みで特捜は民主から気に入られようと、麻生政権批判にもつながる官僚逮捕へ動いたのか、特捜さん自身表明しない限り憶測だけが広がる。
今の官僚や職員は全く根性がない。黙秘権どころか自らぺらぺら喋り過ぎである。どうせ罪になるぐらいだったら、お世話になった人ぐらい庇う根性がないのだろうか。

田中森一氏の著書「反転」では、事件そのものが捏造される危険性をも知らしめている。

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[ 2009年6月15日 ]
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