アイコン シノケングループの乗っ取りか・救済か/日本振興銀行グループ

篠原社長は苦渋の選択だった

シノケングループは、来る株主総会における取締役候補者を1名追加発表した。
昨年11月に開催された臨時株主総会において、社外取締役3名(清水・西尾・矢野各氏)が選任され、既存の取締役のうち、辻・森永・三浦取締役が見返りに取締役を辞任。それぞれ担当子会社の役員に赴いている。
その臨時株主総会後、既にシノケングループの取締役会は、日本振興グループに実質乗っ取られていたようだ。

来る3月30日の定時株主総会の取締役候補者では、4名の取締役候補がリリースされていたが、3月1日取締役会候補者1名を追加発表、やはり2:3で日本振興グループの支配権は続くものとなっている。日本振興銀行グループは去る11月の臨時株主総会で、檜垣均氏を監査役として送り込んでおり、シノケングループは、完全に日本振興銀行グループに乗っ取られた形となっている。
 
平成21年10月までの取締役
役職名
氏名
備 考
 代表取締役社長
篠原英明
創業者
 常務取締役
辻 正隆
 
 取締役管理本部長
霍川順一
 
 取締役
森永裕一
 
 取締役
三浦義明
 
 
平成21年11月、臨時株主総会で新たに追加された取締役
 (社外)取締役
清水克敏
中小企業不動産機構代表取締役
 (社外)取締役
西尾 
中小企業投資機構代表取締役
 (社外)取締役
矢野浩一
中小企業管理機構代表取締役
      辻常務・森永取締役・三浦取締役は辞任。
 
 
次期3月30日の定時株主総会で取締役選任予定者は4名
 代表取締役社長
篠原英明
創業者
 取締役管理本部長
霍川順一
プロパー
 (社外)取締役
清水克敏
中小企業不動産機構代表取締役
 (社外)取締役
西尾 
中小企業投資機構代表取締役
 
31日追加された次期株主総会で取締役選任候補者
 (社外)取締役候補
岡本健志
中小企業管理機構取締役
 
以上の結果、日本振興銀行グループから送り込まれているのは3名、シノケン会社側は篠原社長と霍川本部長だけ、日本振興銀行グループが取締役会を支配、完全に乗っ取っているようである。
シノケングループの社名が、・・・・機構にならないよう祈るばかりである。
 
<シノケングループの決算>決算期を変更している。
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年3月期実績
15,102
-1,826
-2,191
-4,145
09年12月期実績
11,982
-324
-848
-953
10年12月期計画
16,500
750
400
240
09年12月期実績
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
14,102
700
696
4.9%
有利子負債 ⇒
11,860
棚卸不動産等⇒
6,482
 
[ 2010年3月 2日 ]
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