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三洋電機、子会社常務が横領
三洋電機のベトナム子会社である三洋DIソリューションズベトナム有限会社(以下、SDV、デジタルカメラ生産子会社)において、本年5月初めに、三洋電機から同社への出向社員54歳）が、現地での財務担当常務という立場を悪用してSDVの資金約8億円を、昨年8月より失踪するまで私的に流用していたことが内部調査において判明。
なお、当人は4月27日より失踪（失踪したことによりはじめて横領が発覚）したままである。
・4月27日 当人はSDVに出社せず行方不明。
・5月 2日 ホーチミン市公安に失踪届を提出。
・5月 6日 使途不明金の存在が明らかになり、SDVはドンナイ省公安に被害届及び失踪届を提出。
・5月29日 SDVは当人をドンナイ省公安に、本件横領につき刑事告訴。
・5月29日 当該出向社員を懲戒解雇処分
現在、ＳＤＶでは、捜査に全面的に協力しておりますが、現時点で、当人の所在は確認できていないとしている。
財務担当常務が、8ヶ月間も横領し続けていたとは、三洋電機は商品が売れないどころか内部管理体制もズタズタになっていることを証明したようなものである。
[ 2009年6月16日 ]
