アイコン 黒澤明記念財団/記念館建設用の3億8千万円の寄付金が140万円とは・・・

映画界の巨匠、黒澤明監督の記念館を佐賀県伊万里市に建設する計画を進めている財団が、寄付金およそ3億8千万円を保管していると伊万里市に報告していたにも関わらず、佐賀県への決算報告書では現金や預金など、約140万円しか記載されていないことが判明した。

伊万里市と佐賀県では寄付金の処理について、財団に詳しい説明を求めることにしている。
建設計画を進めているのは平成11年に設立されたし伊万里市に事務所を置く「黒澤明文化振興財団」。伊万里市と財団によると財団は建設資金などとして企業や個人から寄付金を募り、平成18年3月末までにおよそ3億8千万円の寄付金を集めて、そのまま保管していると市や市議会に報告していた。しかし、財団を監督する佐賀県に提出された平成19年度の決算報告書では財団は現金や預金などの流動資産に140万円しか記載していなかった。
 財団によると責任者は、現在パリにいるということで、伊万里市と佐賀県では財団が寄付金をどのように処理していたかについて詳しい説明を聞くことにしている。
 これについて伊万里市の塚部芳和市長は「きょうまで財団からの説明を信じてきた。今後、財団からの正式な説明を受けて議会とともに対応していきたい」とコメントしている。
 

黒澤記念館
[ 2010年1月28日 ]
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