アイコン 仕分け解体が望まれる「日本容器包装リサイクル協会」②

<リサイクル業者悲鳴の事例>
問題は、当協会が存在すること事態にある。地方公共団体が入札会を開催すればよいのに、わざわざ協会が買い取るシステムにしていることに問題がある。

以前、福岡市の廃ペットボトルの買い取り入札を当協会が行い、広島県の福山市のリサイクル業者が落札した。福岡市にも北九州市にもペットボトルリサイクルの大手業者がいるにもかかわらずである。そのため福岡県のペットボトルリサイクル業者は、専用工場が機械とともに、人も必要なくなり死に呈になった。
福山の会社は、1年間、空気みたいな(圧縮されてはいるが)廃ペットボトルを350キロも離れた地でリサイクル処理したのである(燃料費などの運送コスト+排ガス)。
こうした入札方法は、当協会が存在するからであり、全く必要ない社会悪の天下り団体といえる。
水俣市の社会福祉法人が経営する肢体不自由者自立支援施設でも、廃ペットボトルのリサイクル施設を作り、そうした人たちを採用してリサイクル作業に従事していた。しかし、地域一体の廃ペットボトルを200キロ以上離れた福岡県の第③セクター(北九州市)が、当協会の入札でさらっていった。そのため当施設ではリサイクルする廃ペットボトルがなくなり窮地に陥った。血も涙もないところに環境問題など存在するはずもなく、こんな協会の存在意義は全くない。
 

[ 2010年5月20日 ]
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