アイコン 「六本木の巫女」無登録金融取引容疑で家宅捜査/百道浜「スタイルFM」

自称「六本木の巫女」の原社長が経営していた「スタイルFM」(㈱夢大陸・日本コミュニティ放送㈱、代表:原千春)に対して、金融商品取引法違反容疑で警察の捜査の手が入った。
報道によると全国の数百人から数十億円を集めた可能性があるという。

原千春氏は、玄南荘の渕上氏から、渕上氏が2000年に百道浜で立ち上げたコミュニティ放送「FMmimi」が経営不振のため、2005年譲り受けた。放送局名も「スタイルFM」に変更してこれまで放送が続けられ、軽快な音楽やトーク番組を放送、百道・西新地区中心に一定のリスナーファンもいる。しかし、「FMmimi」時代から、経営は苦しく、その後も広告収入頼りの経営は苦しかったといわれるが、原氏は資産家出身とも伝えられ、放送は続けられてきた。

夢大陸は、当初インターネット上の仮想店舗のサイトを開設していたが、商売は旨くいっていなかった。当時、福岡の高光産業の妹尾社長にサイト運営の指導を受け、高光産業の倉庫を改装して入居していた時期もあった。
「スタイルFM」に経営をシフトしてからは、レディス・メディア・ステーションとして精力的に番組を編成、しかし、一方で儲からないのによく続けられると周辺には不思議がられていた。また原女史は、毎月、日々の思いを綴った冊子も発行していた。

女神研究第一人者と自称する原女史、「夢神社」というサイトで「一人一人夢神社を持とう」と提唱、朽ち果てている神社の再興のため寄付金も募っていた。
何か神のお告げでもあったのだろうか? 宗教を立ち上げていたらいっぱしの教祖になれるような人であったが、気性が激しく無理であったようだ。
百道浜の麻生(元)首相の一族が経営するAIビルに、「スタイルFM」の放送局と事務所を置き、これまで彼女のなりの「見栄」は保たれ続けてきた。
もしも金融商品取引法違反が事実ならば被害者は、彼女がシャネルを身につけた独身でもあったことから、福岡-東京を核にかなりの広がりを見せるものと思われる。
(株)夢大陸は、2008年7月には、『ミスター円』で知られ現早稲田大学教授の榊原英資氏による『日本国再生』の講演を主催するなど原女史の力を見せつけていた。
また、同年11月にはジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォード氏なよる「日本が世界を救えるか」と題した講演会も開催していた。

原千春氏:ワシントン州のイースタン・ワシントン大学ビジネス科、シカゴ大学M
BAの基礎課程修了。大手証券会社を経て、都市銀行、保険会社など金融業界に精通したプロフェッショナル(以上未確認)。2001年に(有)夢大陸を起こし、2003年に株式会社へ組織変更。代表取締役を勤める放送局の企画・構成に携わり、時にはパーソナリティとして出演。また神社研究家の顔も持ち、「神代の女神」・「益荒男の神々」(梓書院刊)を発刊している。
福岡のほか東京にも住まいを置き、東京〜福岡間を毎週往復する生活をここ数年続け、ファイナンシャルプランナー、コミュニティ放送局の代表、女性に特化したリサーチや事業展開を行っていた。自他共に認めるシャネラー、また俗に言う「ヒルズ族」。
いつしか、同社の会社謄本に投資事業が加えられていたことからも気になっていた。
なお、原千春氏は、神のお告げがあったのか同社を辞任している。
 

[ 2010年6月28日 ]
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