アイコン 不二サッシ/希望退職者募集の結果報告

同社は、経営再建のため5月12日希望退職者募集を発表して5月22日から6月3日まで募った。その結果、
生産部門員に対して160名程度募集して、155名が応募。
本部管理部門員に対して170名程度募集して、112名が応募。
合計330名に対して、267名が応募した。達成率は80%であるが、年間報酬は本部管理部門が多いため、その効果は330名を1とした場合、7割程度と見られる。 

本部管理部門の社員は、都心部に勤務しており、地元出身者は殆どいないと思われ、先行きの就職不安から、低率に終わったものと思われる。辞めても望むような職種に付けるような世でもない。
生産部門の達成率が比較して高かったのは、工場が暇で動いておらず、会社が可哀想だから、この際辞めるのであろう。また地元出身者も多いと思われ、生活基盤が再生しやすいことも考えられる。  
こうなれば、会社もこれ以上ごり押しはせず、新製品の開発や小予算での新規事業など社内企業家チームを作って、2年間面倒を見、結果が出せなかったら退いてもらうなどの方法も検討される。
不二サッシの親会社になった文化シャッターでも経営は楽ではないうえ、公取委から20億円の課徴金まで支払わせられる。
 

[ 2010年6月17日 ]
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