アイコン 麻生知事/香椎幼稚園の強制廃園は残念ながら決着済みか ?

役所の人物は、一端決定したら梃子でも変えないという柵(しがらみ)の人種である。実質、福岡県営の福岡女子大でもそうである。(幼稚園敷地が大学とともに県有地にあり、大学の建物の改築で、幼稚園が大学や県からに追い出しを受け、廃園を決定している)

香椎幼稚園(福岡女子大卒業生立)の廃園問題は、麻生知事にとって、父兄が6万人の署名を持って知事に嘆願しても耳を貸そうともしなかった時点で決着済みである。長い間中央官庁のド官僚を務めたお方であり、決定したことは覆さないことが肌に染み付いている。

福岡県庁の責任者は、「契約書に記載しているから出て行ってもらうだけ」と強気の発言で幼児教育問題など毛頭ない。しまいには県民の当方に対して激怒する始末であった。しかし別の担当官は、「移転のための県有地や私有地を探したが、適当なところがなかった」と回答していた。具体的な場所についても話したことから事実であろう。周辺を歩いたが、土地情報もなく、麻生知事の記者に対する発言もあった後でもあった。(道路を隔てた所に福岡市が扱う大きな土地区画整理事業が進行中である。そこを担当官に話したが、担当官からの返事はなかった。政令都市福岡市と福岡県の溝は深いようである)

今回、父兄が移転候補地のいくつかを理事会側に提案したようだが、全く無視されたとのこと。麻生知事の廃園発言ですべての問題は終わっており、それに従うだけの理事会や評議会である。既に時遅しである。

福岡県は、行政区の福岡市に一切相談もせず、(福岡市東区の)香椎幼稚園の廃園決定を行っている。社会全体が幼児教育問題を取り上げている昨今にあっても、わが身の問題となった全国知事会会長の麻生知事にとっては、どうでもよい問題なのである。

知事の廃園決定に基づき、粛々と福岡女子大の理事会やら評議会が決定しているだけ。2億円とも3億円ともいわれる幼稚園の余剰金(助成金や補助金の公金)も大学に寄付することで、当に決着付いていた(以前の投稿で説明あり)。

麻生知事と吉田市長が、仲が悪いことは、空港問題の記者会見場で明らかになっている。また、当問題がマスコミにより表面化したときには、知事の腹心の副知事がマージャン・ゴルフ・中洲三昧に加えワイロ問題で大揺れしていたときであった。その後副知事殿はパクられてしまうが、知事も全く余裕がなかった時期であったろう。しかし、その後も知事支援団体の県議が政務調査費でエロ本買うなど、デタラメ行政に、デタラメ議員のオンパレードといわれても仕方あるまい。知事殿は全国知事会の会長という重責にもある。
残念ながら、そうした知事や議員が福岡県の経営者たちである。

最後の一手を紹介しよう。
11月に行われる福岡市の市長選挙。候補者に対して香椎幼稚園廃園問題を選挙公約でどうするのか、はっきりさせるのである。それを、マスコミを使って公表すればよい。(記者に書いて書いてと言ったら記事にしてくれる)。福岡県知事を動かすには、結論も出ており、行政地の福岡市長しかいない。公金の幼稚園の余剰金も含めて白紙に戻させ、移転で解決するための最後の手立てとなろう。

こども病院移転問題と香椎幼稚園廃園問題をダブルで公約させたら、女性票なくして当選の見込みが絶対無いとされる福岡市の選挙、公約破りの吉田も幼稚園問題では公約すると思われる。

立候補表明した候補予定者には直ぐにでも公約や具体的な対策を取り付けることである。
 

[ 2010年7月28日 ]
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