諫早市体育館、メーカー指定の摩訶不思議
投稿者=ムツゴロウ
新諌早市体育館建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事は松林建築設計事務所(長崎市)が設計積算を行い、各三分割して入札、落札業者が決定、諌早市議会の議決を得て本契約となる予定である。松林建築設計は実施設計、積算に当たり、自分の手を労せずメーカーや業者に無償で作業をさせ、製品名や会社名を本工事の図面や仕様書に記載して指定しています。
松林設計は監理委託業務を受託することで、その権限を利用して、協力の代償としてメーカーや業者が施工出来るように誘導する手法を得意としています。
すなわち、発注者から業務委託代金を頂き、設計を無償で協力業者にさせることです。費用をかけずに、成果品の納入が出来て丸儲けです。それに持参金が付くこともあります。設計図書に指定する弊害は、公共工事に要求される公平、公正さに欠け、競争性がなくなり価格がつり上がったり、品質の低下を招くことになります。
当該工事は実績に乏しい、経営が不安、技術力が不足した会社の指定も沢山見うけられます。悪かろう、悪かろうの心配があります。
指定されたメーカーや業者は次の通りです。
◎建築主体工事
①床工事、三洋工業
(体育館の生命である。一流メーカーにブリヂストン等があるが、三洋工業は三流で経営内容も悪く、売上高約300億円、当期利益は2年連続赤字で、前期746百万円、二期前1037百万円、資本金1760百万円、有利子負債2038百万円、となっています。)
なぜ指定したのか?
②タイル工事、
岩尾磁器(佐賀県有田)
(同社はキヤッテールから債権34億円の支払いを求められ福岡高裁で控訴中であったが敗訴した。経営は厳しい状況である)
なぜ指定したのか論外である?
③屋根工事
元旦ビューティー工業
(一流とは言えないが、相指名業者であるライム石本の営業力と松林設計の思惑で指定された。ライム石本は相指名業者でありながら、受注が不可能なときに、下請業者に回ろうと活動した結果であり、入札談合の疑惑をもたれる。また松林設計の思惑でもある)
指定の理由が理解出来ず入札倫理に反する
◎電気設備工事
①照明器具、東芝
②発電機、ヤンマー
③避雷針、大阪避雷針
以上、競争性がなく価格がつり上がり、品質の低下を招く。
指定すべきでない。
◎機械設備工事
空気調和設備工事にガスヒートポンプ方式(GHP方式)を採用。
(空気調和設備には電気ヒートポンプ方式(EHP方式)とガスヒートポンプ方式(GHP方式)等がある。
両者比較すると、電気ヒートポンプ方式がイニシャルコスト及びランニングコストともに勝り、圧倒的な実績を誇っている。)
なぜ採用したのか?
九州ガスが諫早市内業者である理由で採用したのであれば税金の無駄遣いであり大変な事である。
(続く)
編集部・・・たしかに、ガスヒートポンプ方式はイニシャルコスト及びランニングコストが高い。何で今回、諫早市というか松林設計は割高なガスヒートポンプ方式を採用したのか摩訶不思議ですね。
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