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大林組／汚染土壌浄化の微生物栄養剤「クロロクリン」販売開始
大林組は、VOC（揮発性有機化合物）による汚染土壌・汚染地下水を原位置で浄化することができる安価な微生物栄養剤「クロロクリン」の販売を開始した。近年、栄養剤を地盤に注入してVOC分解菌を増殖・活性化させ、汚染を分解・浄化するバイオ処理が注目されている。その理由は、汚染地盤を掘削して浄化する方法に比べると安価なこと、掘削できない場所でも注入井戸を設けることができれば浄化できるところにあり、実施例も増えてきている。しかし、一般の栄養剤は高価なため、バイオ処理を行う上で大きな障害になっていた。大林組は、数年前に安価で且つ安全性の高い栄養剤「クロロクリン」を開発、一般の栄養剤を使用する場合と比べ、浄化工事費について30％以上のコストダウンを実現した。
これまでは、大林組が行うVOCの浄化工事でのみ「クロロクリン」を使用していたが、浄化工事を専門に行っている業者から、その優れた効果、安全性、安さを理由として、当社の工事以外でも「クロロクリン」の販売を依頼されるケースが増えており、また、工場・事業所によっては自ら一般の栄養剤を購入し、VOC浄化を実施しているケースもかなり多いものの、高価な一般の栄養剤では思うように使用できない、との声も多くなってきていたことから、関係者の要望に応えての販売開始。
本件に関する問い合わせ先は、大林組 CSR室 広報第一課、TEL 03-5769-1014
[ 2010年9月13日 ]
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